まさかりで 狙う一閃 ホモケモノ
「熊系」.この言葉にホモ味を感じるのはなぜだろうか.
なにか理由があるはずだ.
それを確かめるため,我々はとある県の山奥にやってきた.
AM11:00,とっくに日の出は迎えているはずだが,それを感じさせない暗さが身を包む.
我々は随分と森の奥深くまでやってきてしまったようだ.
動物はおろか,虫の気配すらしない.
まるでこの区域が誰かの「ナワバリ」であるかのような雰囲気だ.
本能で分かる.ここに居てはマズイと.
しかし,理性がそれを阻む.というより,この空間に気圧され誰も声を発せずにいた.
ガサガサガサッッ!!!!!
突然,草木が揺れる音が響き渡った.
永い静寂からのそれは,彼らにとって轟音そのものだった.
「どうした!!!!!」
隊長が意を決して叫ぶ.
列の一番後ろについていた隊員Cが声をあげた.
「すいません隊長!恐怖と緊張のあまり...その...勃起してしまいました////」
彼の下半身に目を落とすと,勃起した陰茎が親グマと子グマを焼き鳥形式で貫いていた.
「おいおい,勘弁してくれよ...」
「ほんとだぜ,ったくよぉ」
安堵に包まれる調査隊.
隊長と隊員らは胸をなで下ろし,護身用のショットガンを隊員Cの脳天にぶっ放した.
坂田アルミニウム時(1500~)




