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Dream・Bullet  作者: 狭霧 零
3/5

義妹が来た!③

鎧塚秋奈。黒髪ロングで賢そうな見た目をしている賢そうと言ってもメガネはかけていない。賢いイコールメガネというイメージはやめて欲しいと本人は言っている。秋奈は調査・追跡をメインで陽菜と良くタッグを組んでいるのだ。


「こないだのキメラ戦もさぁ〜」

「へぇ、キメラも倒すんだ」


諸星は男心、厨二心擽るような内容が目に映るため刹夏の話に夢中に。


こないだのキメラ戦。キメラがラスボスみたいな感じだったがなんとかあっさりとはいかなかったものの刹夏の最後の一撃で一手でどうにかなった。


龍の首が2つ胴体ライオン尻尾(しっぽ)は象といった変なキメラだったと刹夏はキメラ首の写真を見せて自慢してきた。刹夏は素肌でなんとかしようというゴリ押し戦法で行くため冷や汗。最終的にはヨロイで戦うのだがギリギリまで素肌で戦う。まぁ魔法も使うのでいい感じの塩梅なのだろう。


「そそ、秋奈がアジトを突き止めて私がワンパン」

「してません」

「はぇ?」


刹夏の妄想が始まったと秋奈は笑う。陽菜もそうだそうだと月菜のアレが無かったらとフォローしてきた。刹夏はいやぁとそっぽを向き口笛。


「刹夏そういうとこあるから」

「なるほどなぁ〜」


諸星は刹夏の目を見てニヤニヤし出す。そりゃそうなるわなと諸星は思った。刹夏はハテナンノコトヤラ状態。また口笛。ふざけているが内心は謝罪している。諸星も許している。何回も怒るとか大人気ないしなと治してもらったし完璧にと諸星は今の技術に圧巻。

こんなヤツだがやる時はやるんだなと秋奈の話で解った。


「お兄ちゃんどうぞ〜」

「おっカレーだな」


刹夏はアーンと諸星の口に。彼女の作るカレーは美味い。茶色じゃなく白色。ホワイトソースを使ったカレーだ。カレールーは白色で隠し味はバナナと蜂蜜。


「美味いじゃないか!夜が楽しみだね」


午後4時。刹夏達はもう既にこの時間になるとご飯を作っている。えらく速いなと諸星は思ったがまぁ家庭の時間なんて人それぞれだろう。


「おっ、えらく仲良しになったんだなぁ」

「まぁね」


月菜達が見えた。なんか外が騒がしい…


理由は単純、なぜなら月菜達はヘリコプターで来たからである。


「うわ、ガドリング」

「ごめんなぁこのタワマンを壊すわけじゃねぇーよぉー」


月菜は死角からどうやって刹夏とのイチャイチャを見れたのだろうと諸星は思った。なるほど彼女の(ひとつだけの)メガネか。壁の奥の情報も見れるわけだ。壁が透明になって。しかもしかも月菜は声の魔法で遠距離にいる諸星に伝わりやすいようになっている。隣にいるみたいだ。そのせいか匂いまでの情報は伝わらないのだが。


ガドリング。諸星がそう表現したのも無理もないツルテカの黒いヘリコプターの両隣にはどでかいガドリングが搭載されているのだ。そのガドリングで派手に物を壊すのを容易に想像出来る。ガラスを割って登場するのかと思いきや月菜達は(と言っても月菜と春名だが真冬は運転)ガラスをすり抜け。これも魔法の効果だろう。派手な登場に諸星は驚いたが刹夏達は驚かなかった。


「よぉ、刹夏達やぁやぁ。1人1台は欲しくなる月菜さんだよぉ〜」

「どこがよ」


刹夏はツッコム。月菜は単メガネを直しカレーの味見をした。白色カレーは珍しいが鎧塚家ではこれが常識らしい。諸星は白!と驚いていた。刹夏達も驚くだろうと思ったので100点のリアクションでもう腹いっぱい。


…そういえば、風呂の時間だ。速くね?と思われるかも知れないが諸星は6時に風呂に入っている。


「は?」

「え?」


目の前には右に細剣が入っていて私服が見える鎧塚陽菜。ではなく


裸だった。


鉢合わせしたのだ。


「ありえないんですけど〜!」

「なんだなんだ」


月菜達も風呂場へ直行。


「ラッキーだな!」

「どこがよっ!」


月菜はグッと親指を立てる。みんなはあららと冷や汗。諸星は確かにそうだが殴られそうになった。いや、殴られた。


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