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水の泡

作者: カナリア

僕らは生きている

いつも何かに縛り付けられながら

僕はまだ子供だけどどうせこれからも何か縛り付けられながら生きていくんだろう

だって大人たちをひと目みれば明白だ

僕らの中には自由に生きていると言い張る人がいるんだろうな

でもそんなはずはない

自由と言い張る時点でそれがあなたを縛り付けているんだから

じゃあいったいどうしたら押し付けられずに生きていけるの?

そんなの簡単だろう?

ふっと消えることさ

死ぬことではないよ

"消える"ことだよ


そう思うとさ

いいよね水の泡は

僕らの消えるは何かに咎められる

だけど水の泡は何も咎められることなく消えられる

今の時代、人を大切にするって言ってるけど

そうすると今度は大切にするに縛り付けられてしまう

嗚呼、水の泡が羨ましな


でも

それを羨ましいと感じなくなるその時

僕らは社会に取り込まれるんだろうな

だからこそこの感情を今ここに書き留めている


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