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それでも僕たちは生きなくちゃ

作者: 猫乃つづり

僕は今日、哲学においての課題で、もし、政治家になったらというテーマがあったので、僕はその答えにサブカルチャーというのが僕の強みだから、それを活かして、教育をしたりすべきだとか、意見を書いてみた。

二枚に及ぶ長文で早朝から書いていて、決して楽だったとは言えなかったけど、我ながらいい出来だなんて、思ったりした。

また、アニメーターの人の現状の改善ができるような案を出したりもした。

サブカルチャーを日本の強みであるから、それを活かすためには、支えるような体勢を作るべきだと思ったから。

例えば、NHK、ならぬ、NAK(日本アニメ放送協会)とかそんな感じの組織を作ったりするとか、努力したのが報われる環境を作るのが大切だと思った。

だから、なのだろうか、今日、私が哲学の課題でサブカルチャーを活かした政策的なものを書いたから、私にとって、京アニの爆破事件は、ショックだった、もし、僕が今日、書かなかったら、京アニが爆破することなんて、なかったのではとか、自分自身の行動が運命に影響されているのだとしたら、僕は作り手としてアニメーターではないけれど、一人の書き手として、胸を締め付けられるような思いを感じずにはいられなかった。

アニメーターに何の非があったのだろうか?

そして、この世界は確かに辛いこともある、

人の理不尽、虚しさ、いじめ、紛争、劣等感、悲しさで自分を見失いそうになったことも僕にはあった。

だけど、人を殺したら、人ではない、悪魔だ。

僕の中にも悪魔はいる、だけど、自分が変わらなければ世界を変えられないと言われて気づいて、今がある。

あの言葉がなければ、僕はここにはいなかった、もしかしたら、火災を起こした人も理由のない憎悪に縛られていたんだと思う。

また、ぐちぐち言ってた時期があって、人を憎んでいたこともある。

だけど、友達から、イエローカード、と言われ、はっと気づき、

そんなに愚痴愚痴言っても始まらないかと気づく。

思えば、僕は独りで生きてるつもりで支えられてるんだなと思う。

人間、独りになると、何が善いのか何が悪いのか、暴走してしまう。

僕はその癖がある、だけど、今を生きて、道を踏み外さないようにしてくれるのは、仲間なんだと思う。

中学、高校は、未熟なためか、思いやりにかけていた。

仲間のありがたさよりもうざったいと思っていた。

でも、今はかけがえのない仲間だったんだと思う。

そして、僕は、今回の悲劇を受けて、夢を無駄にしてはいけないんだ、暴力に屈してはいけないんだと思った。

だから、僕たちは亡くなった京アニのアニメーターの人たちの情熱を受け継ぐべきなんだ。

それが、僕の考える祈りだと思う。

だから、僕は今日も書く。

そして、人それぞれ、色を為していく。

すべての創作者に捧ぐ僕の祈り。



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