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3 情報リテラシー

まず、前半部分の基本操作とやらのページ。使えない。AI、訳がわからない。レベルアップで使える呪文、あてにならない。武器欄、これはいるな。道具も一応いるし、呪文の説明もありがたい。

敵モンスター情報、EXPとかGoldはあてにならないけれども、ある程度体力の値はここに書かれている通りなのだろう。HP30耐性無と書かれているモンスターが、威力35と書かれた技一発で乙ったから、これは参考にできる。多少、固体による差があるのだろう、同じモンスターに威力30の技で30ダメージ与えたのに、体力が残っている魔物がいたりした。同じ魔物でも、生息環境によって個体差が出ているようだ。そういった魔物が変化したものもいるのだろう。たとえば、スライム種。何らかの作用でゴールド化したものがスライムゴールドなのだろう。他にもキュアスライム、皇帝スライムなど、まだ出会ってはいないが、スライムの亜種と思しきものはここに書かれている。


他に、この世界の魔物も、全てが人を見て襲い掛かってくるわけではない。コソコソ逃げ隠れしたり、あるいは興味を持ってよって魔物もいるようだ。そういった魔物は仲間にできそうだ、などと思ったりもした。確かにここにも、「一部モンスターは仲間にすることができます」とある。ただ、アスラとかデビル・オブ・パラライズなんかはさすがに無理じゃないか?ちらっと見かけたけど、仲間どころか相手取るだけでまともに立て無くなるし。あるいはそれさえも制御できるようになるのだろうか。まあ、まだまともに戦って勝てる相手でもないので、今は情報収集をしておこう、そう思ったシュウであった。


シュウの着眼点は実はすごいのである。今度は、仲間にしたモンスターを配合、あるいは交配させて、もっと強い個体を生み出せるのではないか?と考えだした。彼は農作業をしていない時間帯に、魔物を観察していたのだ。そして、魔物の交尾のようなものを運よく観察できる機会があったのだ。少なくとも、どの魔物に対しても配合や交配が可能な魔物はいないだろう。スライム種は割と多くの種族とできるのではないか?それを裏付けるように、スライム種の亜種と思しきものだけ種類が圧倒的に多いのだ。まず、スライム種を仲間にするべきだ。シュウはスライム種を探しに、立ち上がった。

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