表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

学園都市アンパサンド「異世界の女なら簡単にハーレムになるとでも思った?」ラノベスキルvsFPSスキル

とりあえずコノハの中二病によって、名も無き召喚獣?を見事撃破した。


「おい、お前名前も聞かずに終わってしまったが、せめて最後に教えて貰おうか」


「何?、タカシ、勝ったつもりでいるニンか?ドラゴンを倒して聖剣を貰うニンよ」


「何で聖剣とか初ワードだしてんだよ」


するとユリカゼが不思議そうな顔をした後、微妙に演技臭く話し始める


「そうか、勇者タカシよ、この者をどうすると言うのか?」


「そりゃあ、まあこの世界に警察とかあるか知らんけど、コイツを捕まえて突き出すに決まってんだろ、殺すわけにはいかねえし、だってエルフの町を焼き払ったんだろ、俺にコイツを裁く権利は無い」


「ほほう」


せっかくキリっと決めたが、ユリカゼはニヤニヤしながら、座り込んでいた黒髪セミロングに近づき、手を取り立ち上がらせた。


「こんな奴に負けるなんて、私の名は・・・・・・」


「ちょっと待つニンよ、そういうことかね、タカシ!しっかりしなさい!」


「へ?」


なぜかコノハに殴られる・・・・・・。


「私の名はヘレン!風の刃、レン姫の召喚獣にして、TRPGスキルの使い手よ!」


「はい?」


やれやれとユリカゼが説明する。


「ドラゴン退治の話の所からすでにTRPGスキルによる攻撃を受けていた、我々は決められたストーリー通りにダンジョンを探し、エルフに合い、スライムを倒しドラゴンを倒したって事、気づいて無かったのか、そして最後に聖剣を貰う事になっていたが、タカシのせいで台無しだ」


「タカシはバカニンね」


「バカ忍はお前だろう!クナイで刺しまくりやがって!」


「もう、私のTRPGスキルはバカシによって、ゲームエンドよ国旗を叩くなり、すきにすればいいわ」


そういってヘレンは社長のような風格を台無しにするが如く、M字開脚をしてパンツ(国旗)を叩けと挑発してくる。


「タカシはDTだから、そういうのはハードルが高いニンよ」


「う、うるせえ!国旗はいい!しまえ!」


「しまえと言っても、ほらスカートでは隠せない」


さらに挑発してくる。


「くっそーーー!みんなでだましやがって!」


俺は急いで逃げ出した正直あんなに挑発されると耐性がついてない、脳内では何でも出来るが手出しは出来なかった。一人でレイの天空まで伸びる城を頼りに帰宅する。


TRPGとはいえだいぶ歩いたんだな・・・・・・。すると後から2人が追いかけてきた。


「バカシ、一人で歩いていると、また攻撃を受けるニンよ。一緒に帰ってあげてもいいニンよ」


「うるせー」


すると、急にユリカゼの目つきが変わった・・・・・・。


「ちょっと!まて!危険だ!あいつ!」


木々の先には一人のイケメンが歩いている、学生服のような格好で後から女性たちが何人も付いてきた。少し声が聞こえる。


「お兄さま!待って下さい!歩く姿がかっこよすぎて、見とれてしまい付いていけません!!」


 おいおい、何だよお花畑な奴らは!それに全員お兄さま!お兄さま!って叫び過ぎだろ。同じ制服でおそらく同じ学校か?ユリカゼが俺とコノハの肩をつかみ動かないようにする。


「まずい、ガチ転生者だ!ガチだ!」


「「ガチ!?」」


思わずハモってしまったが、コノハが凄いやな顔をする・・・・・・。


「我々のような転生召喚獣という、ガチャ感覚の転生とは違い、ガチで転生して、ガチでチート、ガチでハーレムなんだ、しかもあいつの為に、この星が回っているような物で非の打ち所の無い転生者だ!目を合わせるな!」


「まじかよ!目を合わせたらどうなるんだ!?」


「まず、己の存在がアイツのために設定変更される・・・・・・・」


「そんなのありニンか!?」


「おそらく、やつの周りの女性を見ると、すべて、妹属性、貧乳属性だ、私もコノハもそうなってしまうぞ」


「そ、それは堪忍ニン!でもちょっとイケメンかも・・・・・・」


「ばか!言っている側から、余り見過ぎるなと!さしずめアイツは『異世界に転生したら、みんな妹でした!』ーてんいもーって所だろうな」


すると、コノハの忍び装束がだんだん学生服に変わり、唯一のアイデンティティである巨乳が貧乳になってしまった。死んだような瞳になり変わり、突然走り始めた。


「しまった!コノハが・・・・・・」


ユリカゼも止めることはせず、まずはコノハの様子を見る。なぜかフレンチトーストを咥えているが、トーストの上にバニラアイスを乗せてミントの葉がトッピングされているでは無いですか!


そして森の中に突然曲がり角ができ、ガチ転生者とぶつかってしまう。コノハにおい被さる用に倒れ込んだ・・・・・・ゴクリ。


「な!なに!どこを見てますの!ワタクシのフレンチバニラアイストーストが台無しじゃないですの!ニ、ニ・・・ン」


おいおいそんなキャラかよ、お嬢様キャラはお前には無理だろう、ニンって漏れているし。するとお約束通り男のてはコノハ嬢の胸の上に。


「すまない、これは壁を倒してしまったかと思ったよ」


な、なんだってー!壁ですか!ツルペタは!すかさず、モブ妹達が大丈夫お兄さま!それは壁ですわ!ってあくまでも認めないようだ。


「ブッコ、ロ・・・スニ・・・ン、ワタクシを壁だとおっしゃいますの!勝負よ!」


コノハ無理しているな。


「その制服はうちの学生かい?どうやら転校生の用だな、話は早い。遅刻してしまうよマイシスター!」


マイ、シスター!!!すると二人の妹を抱き抱えて、飛んでいってしまった。


「タカシ!見ろ、あっちの方に突然学園が出来たぞ!これがガチ転生の力だ。何でもありなんだ。&の形をしているな。おそらくあの学園は・・・・・・」


あれが・・・・・・。


「「学園都市アンパサンド」」」


つづく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ