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雷刃の姫レイの召喚獣『対魔騎士ユリカゼ 「行け私のオークファンネル!」』ってお前すぐ屈服するだろ! エ○ゲスキルvsFPSスキル

日常パートにするつもりでしたが・・・・・・。

「ふっ、『スクランブルマスター』は発動された・・・・・・。こんな仕掛けを解除するなんて、小学校の図工レベル以下だぜ」


 クナイは7本だが分身によって作り出されているから当たりは一本だけだろう、クナイの起爆札に指先で触れる。よく見ると札っていうか、ちょうちょ結びで結ばれている栞だった・・・・・・。可愛い水彩画風で見た事無い花。花言葉のような物が書かれているが読めない文字だった。


 しかし台無しな事が一つある。それはマジックで書かれた「邪神暗黒物質龍核爆殺(メテオ・ブラックマター)」だった。ご丁寧にルビがふってあるが、暗黒物質はダークマターだろって突っ込みを入れたかった。まあそれ以前の問題だが。


「おい、なんだこの栞は?」


 何故かアイス姫が激怒する。つり目ちゃんさっきから怒ってばっかりだな。


「ああー!コノハ!それは私が寂しがりやの貴方にあげた本の栞じゃやない!」


「ちがうねん!寂しいって言っているのはアイスじゃない!それにここの星の文字よめへん!ねんねん!」


 凄くどうでも良くなった。一本解除すると残りのクナイは全て消滅した。だがまだスペニンはやる気のようだった。クナイを構えてオーラが七色ファンタジーに迸っている。くっそやっぱりカッコイイなアレ!


「フララ!俺が倒されると、お前はどうなる!?」


「・・・・・・」


「フララ姫様!俺が倒されるとどうなりますか!?」


「私の転生召喚獣のストックが一個減る」


「あーそうですか、フララ姫様が倒されると?」


「お前も死ぬ」


 まじかよ、俺が死んでもフララがノーダメージなら手助けは無しって事か。ならば戦闘をやめさせるには本体(アイス)を叩くしかない。スペニンのコノハがまたジャンプして分身する。今度はかなり高くまで上がり呪文を唱える


「忍法!ウィンド・オン!」


 やばい!これは上位系の風魔法攻撃だ、俺を攻撃対象とするならあのスキルでいける筈だ。俺はイケメンばりにスキル名をつぶやいた。


『コールド・ブラッディー・マスター』


 そうこのスキルは敵の航空支援や無人機の誘導ミサイルなどの対象にならず、レーダーにも映らない今使うべきスキルだ。竜巻のような魔法は豪快にはずれ、木々をなぎ倒し巻き上げた砂埃が視界を遮った。

既に飛ばしていた無人偵察機(リーパー)により、アイス姫の位置を把握。直ぐに裏を取った!


「いつの間に!ストーカーですの!」


「ちょっと待て!誰がストーカーだ!コノハに攻撃を止めさせろ!」


「ふん!コノハ!コイツを倒さなければ、夕飯のチーズハンバーグはチーズ抜きよ!」


「え!?それは堪忍、ニン!」


「なに今ダジャレをおもいついてんだ!おれはチーズ以下か!」


 さっきまであまり興味のなさそうな我フララ姫が、「おっ!?思い出した」って顔をしているじゃないですか!そんなにどうでもいいのか、俺は!


「おい!タカシ!そいつの国旗(パンツ)を叩け!バチンと!思いっきり!」


「はぁあ!何を言ってんだ!なんでセクハラしなきゃいけないんだ!」


「それは駄目ですの!いけませんわ!」


 何故か必死にケツを隠すアイス。コノハがチーズの為に凄い形相で俺に接近してくる。このめちゃくちゃな状況で俺はやむを得ず国旗(パンツ)をひっぱたいた!


 バチン!と叩くと赤白縞々の国旗(パンツ)がオーロラのように神々しく光り、何故か青白縞々に変わった。何故かパイプオルガンのような壮大な音楽が流れる。


「ひ、ひどい!フララ!私を貴方のローライズ王国の姫にするなんて!フララのバカ!私の負けじゃない!」


「あーーー!私のも青白縞々になった!」


 俺の首にクナイを突きつけて、顔を真っ赤にしてコノハが叫ぶ。あぶねえ死ぬところだった。なんかよくわからないけど勝ったのか!やった!


 その後、コノハは魔方陣の中に消えて行きアイスとフララは少し口げんかした後、どこかに行ってしまった。っておい!俺を忘れるな!


「ちょっと待って!俺を地球に帰して欲しい!」


「無理、死んでこの星に転生したから。そもそも戻ったとしても時間がずれていると思うわよ」


「どういう事だ!?」


「私たち、グレイアダムスキー星人は時空間転移魔法を使うの、貴方が死んで魂の質量が暗黒物質に漂着し時空の裂け目で漂っている所を掴み取る魔法よ」


「意味分からん」


「そもそもどんな理由で死んだか知らないけど、生き返らせてもらっただけありがたいと思え、これからお昼食べに行くけど、一緒に行く?」


「なんでさっきまでの戦闘を昼休憩前の一服みたいに言ってんだよ!」


「じゃあ、魔方陣の中に埋め込もう。思考が停止してつまらないと思うけど」


「まってくれ!いく!いや着いていきます!」


 暫く3人で大自然の中を歩いて行く。見たこと無い木々や花に動物。とても綺麗な光景だった。整備された道のお陰で苦労する事無く進める。それにモンスターにエンカウントも無かった。


 話を聞いていると、スペニンのコノハは魔方陣の中では無く人見知りが激しいのでアイス姫の城に戻されたようだった。これからいく町は遠くからでも分かるようにかなりでかく、城のてっぺんが雲を突き抜けてスケール感覚が狂ってくる。それにしても空が青く空気も綺麗だった。


「着いたわよ。ここは雷刃のレイ姫の町であり城よ。探し出してローライズ王国の姫にするわ」


「てことは、そのレイ姫の国旗(パンツ)を叩けばいいんですね」


「そうよ、だけどかなり強い転生召喚獣を持っているから気をつけて」


「まー貴方では、真っ二つですわ!おーほほほほ!」


 アイス姫が楽しそうにつり目をぴくぴくさせていた。よっぽど俺に叩かれたのが悔しいのだろう。町並みは中世ヨーロッパのようであり、よくあるファンタジーRPGのような店が並ぶ。野菜や肉のような物、沢山の人が居てにぎわっていた。ロバだが羊だが可愛い顔のくせに角がデーモンな馬車も居た。


「中に入るぞ」


 フララとアイスの後についていき食堂に入ると、沢山の酔っ払いと厳ついおっさん達。騒がしいのは賑わっているからではなく、大きな剣の黒い騎士ともめていたからだった。


「アイツ、レイの召喚獣だな、おい!黒騎士!コイツが相手になる!」


「ちょっと待ってくれ!昼飯は!?」


 ざわめきが止まり、黒い騎士が近づいてくる。背負っている大きな剣は、この距離でも刃こぼれが無く妖艶に光り美しい。完全に呪い系の剣だと分かった。


「私は、雷刃の姫、レイの召喚獣!対魔騎士ユリカゼだ!」


 まじかよ!全身黒い鎧かと思ったら股間のスリットが激しく、黄色に白の縞パンがモロだしじゃねえか!そこは守れよ!胸の部分も装甲が薄くレースのブラの巨乳が丸出しだった。それにすぐに屈服しそうな名前・・・・・・。


「先手必勝!!」


 行き成り鎧兜を脱ぐと青いショートヘアーで美人だった。足元に紫色の魔方陣が現れる。複数の頭が地面から現れて、豚!?いやこれは棍棒や斧を持ったオークだ!なんだこの組み合わせ!


「ふ、もうお前の負けだ!いけ!私のオークファンネル!」


 やべえ、これはやべえ。 18禁にならなければいいけど・・・・・・。

次回こそは日常パートやりたいな。

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