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『異世界に転生したら、みんな妹でした!ーてんいも!ー』ラノベスキルvsFPSスキル

 ガチ転生者の能力によって、コノハが突然学生服となった上に、唯一のチャームポイントである巨乳が貧乳になってしまった。精気を失ったままのコノハはお兄さまを求めて学園都市アンパサンドへ強制的に向かう事になる。助けるべく俺とユリカゼも後を追った。


 森の中に突然出来た学園は&の形をしており、東京ドームで言うと50個分の面積はあるだろう、5階建てだがエレベーターは無さそうだった。俺たちは茂みに隠れてガチ転生者探していると、5階にひときわ際目立つ教室を見つけた。キャーキャーと黄色い声。お兄さま!お兄さま!と聞こえてくる。


 ユリカゼの対魔有針鉄線タンティンクルワイヤーを使い、5階の窓の外からのぞき込んだ。


 すると30人クラスに転生者のお兄さまが一人。これから授業が始まるだろうか、ガラガラと扉を開けてセクシーな女教師が入ってきた。


「今日は転校生を紹介するわ、みんな仲良くしてね」


ま、まさか・・・・・・。


そこに現れたのは、無表情のコノハだった。しかし顔がプルプルと引きつっている。自己紹介を始める。


「わ、ブッコロ、私は、コノハ・ズム・ダイケン・ス・アンジェリカですわ。ニ、ニン・・・・・・」


 ヤバいヤバいよ、あれ!設定を強制的に変えられて、無表情のまま怒りでガチ転生者を拒絶しているよ!ブッコロ・スとかニンとか漏れているし。


「ユリカゼどうすんだこれ、コノハが戻ったら最悪死人がでるんじゃないのか!?


「それはない、ガチ転生者の力は絶対だ。能力とかルールではない」


「その絶対の力に反抗しているコノハはどんだけだよ」


「そうだ。コノハの怒りはすべての転生者に対して向けたものだ。死んで転生すればチートし放題、女性を対象にアイデンティティを殺して強制的に主人公に惚れさせる。主人公には失敗や駄目な所をも長所とし、ヒロイン側の短所はすべてかわいいものとし許す。だけどそれは現実世界では通用しない。すべてを拒んだ人間が行き着く、クソトピアだ」


「な、なに突然、力説し始めてんだよ!びっくりしたじゃないか!」


しまった、無駄話していたら先生の話が始まってしまった。


「コノハちゃんはズム・ダイケン帝国のお姫様なのよ、生き別れになってしまったお兄ちゃんを探しているとか言ってたけど・・・・・・。見つかるといいわね!じゃあ席は・・・・・・」


ごくり、これはクソテンプレ展開全開だな。


「じゃあ、私のお兄ちゃんでもある、あの席ね!」


 指した先は勿論ガチ転生者だった。って、はぁあああ!先生までもが妹ですか!お前何年間留年してんだよ!ガチ転生者が席から立ち上がると、両手を広げて言い放つ。


「マイシスター、ウェルカム、もしかしたら生き別れの双子の妹かもしれんな」


「なんだよそれ!!!!」


 しまった!あまりにも突っ込むペースが速すぎて、外から窓を叩いてしまった。みんながこっちに注目する。やばい。


と思った瞬間目の前が暗くなる。一瞬コノハと目が合ったような。


***************


 は、はうぅあ!ここは!森だ!俺は死んで生き返った!ここはどこだ!ユリカゼが危ない!学校が見えるが騒がしい。まずいな大事になっているのか。


すると茂みからゴソゴソと音がする。やばいな先制攻撃した方がいいのか?


「わ、私だ!」


「ユリカゼ!無事だったか!」


「コノハが超高速でクナイを投げてタカシの心臓を貫いた。その衝撃で私も一緒に吹っ飛ばされたが、クナイが無ければ私も危なかった・・・・・・」


「どんな機転だよ!ってコノハは何でそんなに動けるんだ?」


「これは、もしかしたら・・・・・・」


するとだんだんユリカゼの服が制服に変わっていき、巨乳が貧乳へとキノコを失った水道工の用に小さくなっていく。


「ユ、ユリカゼもか!どうすればお前達を助けられるんだ!?教えてくれ!」


 まずい時間がない、すぐに設定変更されてしまう、そうなったら喋ることさえも出来得ない。転生者ってどんだけ迷惑なんだよ!


「心の目で自分を見るんだ・・・。タ、対魔有針鉄線!!(タンティンクルワイヤー)そして!オークファンネル!!追加スキル!身代わりの術!!!」


 ユリカゼが突然スキルを発動する、てかお前!身代わりの術ってなんだよ!対魔●者じゃねえだろ!!!対魔騎士だろ!


 すると召還されたオーク達がニュルニュルの触手に縛り上げられて喜びの奇声をあげる。しかしユリカゼは触手が絡むことは無く硬直している。地獄の用な光景だ・・・・・・。


「これで、私の変わりにオークが犠牲となり、私も間接的に硬直する。これでガチ転生者の所へ強制的には行かない。後は任せた・・・・・・」


 ユリカゼはそう言い残し精気を失いたったまま硬直していた。許せねえ、女子をこんな酷い目にあわせやがって。


 とにかくFPSスキルのマラソンマンで走りガチ転生者を探し見つけだした。


「キミがマイシスターを二人も連れてきてくれたのか!ありがとう!しかしキミは大丈夫なのかね?僕意外の男は設定にはないよ」


 ガチ転生者の視線が俺の手足だった。うっすらと透けてくる。だがそれにビビる事無く、ユリカゼの言葉を思い出す。心の目・・・・・・。そうか!TABキーか!


ガチ転生者 PV1500万 お気に入り15万 感想1万 レビュー1500 書籍化○、アニメ化○


タカシ PV3 お気に入り 0 感想 0 レビュー0


 え?コイツもしかしてweb小説野郎か!小説野郎になろう系か!!!力ではなくて、スキルなら!スキルなら勝てる!!!


つづく

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