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銃さえあれば剣とか魔法なんて要らないよね!

思いつきで書いています。

FPSスキルがファンタジー世界でどこまで通用するか試したいです。

 俺にはこの部屋から出られない理由がる。廃人FPSゲーマーで引きこもりだから部屋に出たくないわけではなく、外には現実世界ではありえない程に不気味でファンタジーな奴等ががウロウロしているからだ。


「おい、お前。折角生き返らせてやったんだから部屋から出てアンデットを倒して来い。あのバカが大量に召還しおった」


 この超命令口調の美少女は金髪ゴスロリで巨乳。そしてスカートは超短くフリルで辛うじて青白縞パンが隠れていたが少しでも動けばコンニチワだ。だがそんな事はどうでもよく気に食わないのが、その冷たすぎる視線だった。


「あんな物倒せるわけ無いだろ、それに俺はただのニートで引きこもりの廃人FPSプレイヤーだ。銃があれば無双よ無双、あはははは」


パンツ丸出し美少女は、『どうでもいいそんな事さっさと命令に従え』って感じだ。


「お前の星は何処だ?」


「星?一体何を言っていんるだ、俺が宇宙人なのか?それよりこっちが聞きたいぐらいだよ」


 パンツ丸出しは話をまったく聴いてない。それどころか部屋のイスに巨乳を揺らしながら豪快に座る。残念ながら青白縞パンが見えなくなってしまい、俺がため息をつくと睨んできた。痛すぎる視線のせいでさっきの質問に答える事にした。


「ああ、地球だよ地球。群馬県。グンマーだよ!分かる?」


「チキュウ?グンマーケン?」


 金髪ゴスロリ巨乳は両手で手の平を広げると、その上にはなんと我アース。そう地球儀のように目の前に映し出された。


「ああ。Earthか。前のヤツはさいたま新都心とか言っておったな。速攻で死んだが、ジュウがあれば無双出来るんだな」


 一瞬こちらを見ると目が合いドキっと来た。それは美少女と目が合ったからではなく。このニートが銃を使えるわけが無いからだ。そうださっきまでFPSのクラン戦47時間耐久大会の真っ最中に息が苦しくなり意識が飛んだだったんだ。これは夢なのか?あぁ・・・・・・。はやくCOD(コール・オブ・ディスティニー)やりたい。そう過去の栄光に浸っていると、今度は手の平の上にベレッタと呼ばれる誰もが一度は見たことがある拳銃が浮き上がってきた。


「ほう、これがジュウか。魔法弾ではなく弾による物理攻撃か。敵を倒せば弾をドロップするタイプだな、私のマナは殆ど使用しないから戦闘で死んでもいいか」


 すると手の平に映し出された映像かと思っていたベレッタが実物へと変わる。ここからでも重みが伝わり初めて見るけど本物だと思った。だが行き成り金髪ゴスロリ巨乳が投げつけてきた。


「さあ、戦え。お前の無双を見せてみろ!」


 何とかベレッタを受け止めると巨乳を揺らしながら金髪ゴスロリ巨乳が立ち上がり、俺に向かって手を突き出す。小さく白く綺麗な手が青く光った後に発生した突風で俺は部屋の外へと吹き飛ばされた。まじかこれ死ぬぞ。


「ちょっとまってくれぇええ!」


 窓ガラスを突き破り地面に倒れこんだ。目の前には不気味な人影。それは先ほどから外をウロウロしていたアンデット達だった。俺の音に気づきノロノロと近づいてくる。おなかが空いているのかうねり声を上げている。ふざけんな。


 俺は倒れたまま銃を構え映画さながらのアクションシーンのようにバンバンと引き金を引く。反動と発砲音は思ったよりもなく、それに見合うかのようにアンデットにヒットするが動きが止まる様子も無く弾が貫通していく。駄目だろコレ。


「もうおしまいなのか?さいたま新都心よりは長く生きるかと思ったが、地球のスキルは使わないのか」


 倒れこんだままだったので、目の前の青白縞パンがモロ見えだった。だけど足が痛い。凄く痛い。アンデットがガリガリとおれの脚をかじっている。もしかしてこれはゾンビですか?ってラノベのタイトルのような事を思いつつ。意識が遠のいていく。


「スキルって何だよ。俺はただのコールオブディスティニーのランカーだよ・・・・・・」


 すると目の前にアイコンが映し出される。見たことあるアイコン。これはスキルツリー!?そして目を疑うような確認メッセージ。


『スキルの引継ぎをしますか?Yes/No』


「YESYESYESYESYES!」


 思いっきり叫んだ!今までの人生の中でも一番。「うるせぇババア!後で飯食うって言ってんだろ!今忙しいんだよ!」って声よりも。最低だ・・・・・・。


『skill convert complete!!』


 大量のスキルが表示される。当たり前だ。人生てかけてリアル(チャット)でも大佐って呼ばれる程の俺。マウスを動かすように指を動かしスキルから「ラストスタンドヒーロー」を選んだ。これはダメージを受けてダウン状態でも強力なショットをぶちかまし成功すればライフも完全回復という今使うべきスキルだからだ。


 俺の足に噛み付いている、ギャグ漫画みたいなツラの脳天を打ち抜くと派手に色々な具が飛び散って行った。『ラストスタンドヒーロー』が成功となり、俺は一瞬で完全復活した。


「さあ、俺の無双を見せてやる!」

ご感想ありましたら、どんなことでもどうぞ。助言等お待ちしております。

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