旅路→考えろ
主人公は○が怖い
ただ、それは環境が違えば普通のこと
多分、それは自分が書く小説のテーマです
「んじゃ、そろそろ夜だし寝るか?」
「そうだな。 風よ夜が明けるまで半径10mを『守れ』」
周囲に見えない風の膜が出来た。
「なあ、やっぱりステータスが下がったせいで魔法も弱くなってたりするのか?」
「まあな。 魔法はステータスの器用が威力を左右したりするしな。 それに賢さが低くなったせいで咄嗟に使える魔法が頭に浮かばなくなったな」
「……なるほどな」
それからガイラは何も言ってこなかった。
数日後、馬車の周りを荒くれ者達が囲った。
「金目のものを置いてけば命だけは助けてやるぞ!」
馬車の目の前に立っている男が、そう叫び声をあげた。
「どうする? ガイラ?」
「当然正面突破だろ」
その言葉によって盗賊達は身構えた。
しかし言うが早いか、俺は風を操り馬車全体を浮かせ盗賊共を飛び越えて行った。
「なっ!? 逃げんな!」
「無駄な戦いは避けるに決まってるだろ」
「だな」
俺達はそれからも戦いは全て避け魔王城へ向かっていった。 ガイラは血の気は多いが自分より強そうなやつとしか戦いたくないらしい。
……俺ともう戦う気はないそうだ。
◇◆◇◆◇
「さて、明日には魔王城に着きそうだな」
「そうだな」
2週間程経った夜、俺たちは焚き火をしながら横になって夜空を眺めていた。
「これからガイラはどうするんだ?」
「そうだな。 とりあえず西の方にある『テーコン』っつー変てこな名前の国で1カ月後ぐらいにある魔法なしの武術大会に出るかな」
「へぇ、優勝しろよ?」
「ははっ当然だ!」
「そうか……」
「なあ」
「ん?」
「お前、修行しろよ?
弱体化したっつってもレベル1に戻ったんだろ?
なら、また修行してレベル上げれば前より強くなるだろ」
「簡単に言うな」
「お前なら出来るさ」
「出来たところで俺はもう何かの討伐はしないぞ?」
「そうそれだよ」
ガイラはいつの間にか俺の真横に立っていた。
「なんでそうなっちまったんだ?」
「元々向いてないって思ってた」
「嘘だな」
「嘘じゃないさ。
……怖いんだ」
「怖い?」
「何かを殺すのがさ。
それと死ぬのがな」
「死ぬのが怖い?」
「ああ、この世界では力が有る無しに関わらず死というのが日常茶飯事だから大切な人が死ねば悲しむが自分の事に関しては誰もが遂にこの時が来たかって思う」
「そうだな。
自分の死に関しては誰もが受け入れている」
「俺には無理だ。
死にたくないんだ」
どうしようもなく死が怖い。
「……誰も死にたいなんちゃ思ってねえよ。
ただ小さい頃から周りが死んでいって、いつかは全員死ぬ運命だと悟っている。
だからみんな受け入れ、この世の全ての人に、そして次の世代のために命を懸けて戦ってるんじゃないのか? 少なくとも俺はそうだぜ?
お前は違ったのか?」
「……そういうことは考えたことはなかった。
俺は元々魔法を開発するのが仕事だったからな」
「そういえば王様に無理矢理やらされたのが始めだったか。 ならよ、お前には力があるんだ。
それを使わない手はない」
「……」
「何も討伐や危険なことに使えと言ってない。
力があるからこそ出来ることってのがあるんじゃないのか?」
……わからない。
「俺が何を言ってるのかわからないって顔してるな?
なら考えろ! 考えて考えて考えて考えてみろ!
お前は俺と同じでまだ若い!
自分に何が出来るか魔王城で考えてろ!
そして何が出来るか分かったら俺に、いや一緒に旅をした他の3人にも伝えろ! また全力で力を貸してやる!」
ガイラはそういうと離れていった。
「……ありがとなガイラ」
感想、アドバイスなど、お待ちしております!
恐らくシリアス?なのは一旦お終いで次回からは書いてる人が変わったのかってくらいギャグとかが増えてきますあ
面白いかどうかはわかりませんが……




