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元救世主の旅  作者: ミニュアダックスフンド
4/18

喧嘩→病弱の王女

主人公へのヒロイン達の好感度は全員MAXです。

その理由というか経緯はいずれ番外編として書いてきます!

「ちょっと待ってくれ! もしかして君は魔王城で隠居でもする気なのか⁉︎」


「あっよく分かりましたね。

その通りです」


「魔物や他の魔王とは戦わないつもりなのか⁉︎」


「はい、そうなりますね」


「なんでなの! お兄ちゃん!」


「なんでって言われても……

俺もともと、この魔王討伐の依頼を最後にゆったり暮らすって決めてたからとしか」


「お前! 俺との約束わすれたのか⁉︎」


ん? ガイラとの約束?


ああ、戦ってガイラが勝ったら名前を教えるってやつか。


それなら元から俺は名前教えてるし、やる必要ないだろ。


というわけで。


「約束なんてやる必要ないだろ?」


「なっ!? てめえ表出ろや!」


「ちょっと2人とも落ち着いて!」


「黙ってろレーナ! こいつは頭が可笑しくなっちまったんだ! 他の魔王も全部俺達なら倒せるはずだ!

そして世界を平和にすることも……


なのにこいつは1人倒しただけで満足して隠居だあ?

やっちまうぞ⁉︎」


ん? なんか俺が思ってた約束とガイラの言ってる約束が違う気が……まあ、いいか。


「さっさとこい! その性根を叩き直してやる!」


「やだよガイラ」


「はあ⁉︎」


「今お前とやったら間違いなく俺が負ける……

というか他の魔王討伐も物理的に無理だ」


「何言ってやがる⁉︎」


「ミラ、俺のステータスを確認してくれ」


俺は瞳に涙をため少し震えてるミラに優しく言った。

いつもガイラをおちょくってるが本気で怒ってるようなことは無かったから驚いてるんのか?


年相応だな。


「……うん、わかっ⁉︎」


「どうしたんだ?」


ミラの驚いた顔にフウガが尋ねた。


「お兄ちゃんのステータスが低くなってる。

レベルも1に……」


「どういうことだね?」


王様が怪しみにながら聞いてきた。


「たぶん増えた称号の効果でしょう。

【永久の魔王】の呪いか何かです」


ん? なぜか全員悲痛の表情を浮かべた。


「まあ前から薄々感じてたんだ。 俺には魔物討伐やら魔王討伐なんて向いてなかったんだよ。


ステータスの弱体化なんて丁度いいやめどきだ」


……帰りてええええ!

最後の理由なんて少しガイラがキレそうになったから咄嗟に今考えた適当なやつなのにこんな空気が重苦しくなるなんて思わなかったんだよ!


「そういえば俺、エリーナにルーティアの部屋に来るように言われてたから行ってきます。

3人は今後のことを考えて報酬を貰いなよ」


無言で俺の行く手を阻もうとミラとレーナが前に出るが、それを無視して謁見の間を出た。


◇◆◇◆◇


俺がエリーナの姉、ルーティアの部屋のドアを軽くノックすると中から明るい声が聞こえた。


「あっ! もしかして魔導士様?」


その声にさっきまでの重苦しかった空気を少し払拭でき、来て良かったと思った。


「開けてくれるか?」


不審者が万が一でも王女の部屋に進入したら事なのでドアは外側からは開けられないようになってる。


「でも本物か分からないしなぁ?

私の好きな食べ物は何でしょう?」


このような問答は毎回やられるものだ。


「炙りゲソのコーヒーでしょ?」


「正解! って、違いますよ!

何ですか炙りゲソのコーヒーって⁉︎」


「あれ? 不正解だった?

なら俺は俺だと証明することも出来ないし帰るか」


わざとらしく「あー残念だー」と言うとドアが開かれた。


「待ってください! 正解ですよ魔導士様!

どうぞ御入りください」


必死に俺の腕をひく素のエリーナ。

王城内ではなるべく気品高く装っているが、ルーティアのある病のせいで王家以外はあまり近寄らないためここでは本性が現れている。


「だよねー前から炙りゲソのコーヒーが好きな食べ物だって思ってたんだー」


「は、はははっ」


「じゃあ今度会うときは炙りゲソ持ってくるからコーヒーの用意をお願いね? あれ嬉しそうじゃないね? 」


顔を引きつらせてるな。


「い、いやータノシミダナー」


なんでこうまでして俺を招き入れたいのかわからんな。


「ふふっ魔導士様。

妹をからかうのはそこまでにしてください」


「姉様!」


エリーナはルーティアの方へ走り抱きつき、「炙りゲソのコーヒーがぁああ」と小さな声で呟く。


そんなに炙りゲソのコーヒーが嫌なのか?


「からかってるように見えるか?」



「はい」


「ははっそれよりルーティア体調はどうだ?」


ルーティアは生まれつきステータスが高い代わりに不治の病でベッドが生活範囲だ。


症状はステータスに関わらず下半身が赤ちゃん並の力しか出せなくなり、上半身は5歳児並になる。


そして病気への抵抗力も極端に下がってしまう。


これが王女に関わらず隔離されてる理由だな。

不治の病自体は移ることは無いと言われてるが、ほぼ解明されてないから親族以外誰も近づこうとしない。


まあ病原菌を持ち込んで王女を危機に陥らせないためでもあるが……


俺の持つスキルが王女を治せる唯一の方法かも知れないというのが、この王城に呼ばれた最初の理由だ。


まあ、そのとき警備をしていたフウガが俺を侵入者と勘違いして全ての攻撃を見切っていたら王様直々に依頼が来るようになったりフウガが仲間になったんだけど今は関係ないな。


結局は治せなかった、というより俺が持たなかったのだが王女2人は俺に心を開いてくれ王城に立ち寄った際には俺が外の世界でしたことを話したりする仲になった。


今日も世間話をしていて、ふと窓を見ると夜になっていた。

アドバイスやコメント、レビューなど、お待ちしております!


さて、そろそろハーレムしてる主人公がボッチになります! 色々と過酷な運命にしてやる!

フハハハハ!

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