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元救世主の旅  作者: ミニュアダックスフンド
2/18

違和感→名前発覚

ついに明かされる主人公の名前

俺は王城へ向かっている途中ある違和感に気付いた。

それを確認するためにステータスを確認してみた。


ステータスとは自分の能力を確認でき、稀に他人や無機物などにも使える人間もいるらしいが基本誰もが持っているスキルだ。


スキルとはスキル名を心の中で思うか口に出すことでMPを消費し発動する特殊な能力だ。これまた稀にMP消費や常時発動状態のスキルも存在する。


さて話を戻そう、ステータスを確認してみると違和感の正体が判明した。


ーーステータスーー

年齢……17

レベル……1

HP……500

MP……4500

攻撃……400

防御……2050

知力……30

敏捷……10

器用……4000

スキル……『代償強化』『風魔法』『代償の纏い』

称号……『風の大魔導士』『風の魔法剣士』『後悔する者』『魔王殺し』『永久の加護』『永久の呪い』『怨念を集いし者』『救世主』

説明……風の大魔導士として広く名の知れた者。

また剣の腕もたつがあまり知られていない。

【永久の魔王】を殺した者。

ーー


スキル1つに称号6つも増えてるが、そこは別にいい。

だがレベルなどのステータスが変わっている。


俺はレベル83で平均5000……というかオール5000だったのに弱体化してる。いやレベル1でこのステータスなら化物だがな。


まあ、もう魔王も倒したし戦闘は今後一切する気もないしステータスなんてどうでもいいんだが。


「おっ? 王城が見えてきたぞ」


「あっガイラ!走るなよ…… って、もう見えないとこにいるし」


「まあ一応僕達の中じゃ1番敏捷高いしね。

それよりお兄ちゃん!」


「ん?」


「歩くのすら辛いなら病院で寝てたら?」


「そうですね。 病み上がりですし……

王様には私達が言っておきますから」


さっきまで少し殺伐としていた2人が俺を気遣ってくれる……が。


「いや大丈夫だ」


断り、かなり無理をしてフウガの肩から手を離し1人で歩きだした。


「ほらな?」


出来る限りの笑顔を3人に見せた。


女2人は何も言わず歩みを始めた。


「……あんまり無理するなよ」


「何言ってるんだ無理なんかしてないぞ?」


「まあいい」


◇◆◇◆◇


それから数分後、俺達は王城についた。


「遅かったな!」


王城の門の前でガイラは腕を組み仁王立ちして待っていた。


「お前が速すぎるだけだよ」


「ははっそうだな!

んじゃ中に入るか!」


ジャキッ!


ガイラが城の門に触れようとしたとき、門番に槍で止められた。


「失礼ですが身分を証明できる物を提示してください」


「あー忘れてたよ。 ここの門番の石頭加減を」


そういいながら皆は懐から身分証を出した。


けど俺はそれがないから代わりに王から貰ったバッジを出した。


「はい確認しました。

ガイラ様、フウガ様、レーナ様、ミラ様、風の大魔導士様。

どうぞ御入りください」


門番は門を開けるという仕事はないため先程しようとしたようにガイラが門を開け中に入っていった。


「魔導士様!」


しばらく王様が普段いる謁見の間に向かっていると右のほうから声をかけられた。


見てみると艶らかな長い髪のこの国の第二王女であるエリーナだった。


まあ王城で俺に声をかけてくるやつなんて王女ぐらいしかいないから見なくてもわかったけどな。


というか何故みんな俺のことを名前で呼んでくれないんだろう?


自分からは言わないけど、ちゃんと聞かれたら答えてるのに会う度にこの王女とかからは聞かれるんだよなあ……


「今日は何用でしょうか?

姉様に会いに来てくださったんですか?」


「今日は王様にある報告をしに来たんだ。

ルーティアのとこに行く予定はな……いわけない!

報告が終わったら行くよ」


今この子、魔王と同等の殺気を出してたよ!?


姉への愛が大きくて涙が出るね。


家族愛とか美しいとかじゃなく、俺の命をいつか危険に晒す要因になりかねないという意味で……


「そうですか! じゃあ先に姉様のところに行ってきますね! あの……それと、そろそろ私に名前を教えてくれないでしょうか?」


上目遣いで聞いてくるエリーナ。


ガイラ達もなぜか興味深々といった顔になる。


「サーナ=ワスレタヨって、いつも言ってるだろ」

名前が今まで仲間にちゃんと認識されてなかったのは主人公補正だと考えてください

感想、アドバイスなど! お待ちしております!

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