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「どのクエストからクリアして行くか決めようか」

 新しいクエストが追加された。

 追加された数は3つだ。

 スパーダベア5体討伐。

 報酬――50万ポイント。


 マッスルゴリラ5体討伐。

 報酬――50万ポイント。


 エスピーナウルフ5体討伐。

 報酬――50万ポイント。


「マッスルゴリラって、名前面白いわね。ゴリラ自体がマッスルなのに」


「あはははっ! 確かにそうだね!」


「マッスルゴリラがどんな感じか気になるし、マッスルゴリラを最初に倒そうか」


「そうね。マッスルにマッスル(ゴリラ)が合わさった魔物は気になるわね」


「巨大化するような魔法持ってるとかかな?」


「それただのデカいゴリラになるだろ」


「あはははっ! たしかに!」


「でも、報酬のポイントもだいぶ上がったし強いでしょうけどね」


「油断しなかったら負けないだろうさ。最初のクエストも決まったし、探し出して倒そうか」


「おう」

「そうね」

「りょーかい!」

「うん」

 最初のクエストも決まり【亜空の住居(アナザー・ワールド)】から出た。


「反応が結構遠いな」


「そうだな」


「それにターゲット以外の魔物を避けるのもむずかしくなってきた」

 魔物の数が増えてきている。


「魔物と間物の距離が近くなってるね!」

 そんな事を話していると魔物を避けて行けない状態になった。

 

「真っ直ぐ行くとアックスオーク、右に避けて行くとホーンベア、左に行くとファングウルフ、どれにする?」

 

「避けられないなら真っ直ぐのアックスオークでいいんじゃない?」


「俺もそれでいい」


「私もアックスオークでいいよ!」


「わたしも」


「真っ直ぐ進んでアックスオークと戦うに決定だな」

 そのまま真っ直ぐ進むこと10分。

 アックスオークが視界に入った。

 アックスオークが3体と普通のオークが20体居た。


「多いわね」


「他の魔物を選んでも多かったぞ。ファングウルフなら30体、ホーンベアなら10体は居た。前のクエストのモンスターたちが集団で居るようになってきているな」

 〈むげんの庭園〉の難易度が上がってきているな。


「そう簡単に目的のものは取らせてくれないわよね」


「これから先ドラゴンやオーガ、サイクロプスとか出てきそうだし、ここの奴らで躓いてたら目的を達成できないだろうよ」


「それもそうね」


「だろ? さっさとあいつら倒すぞ」

 5人で走って突っ込んだ。


 アックスオーク3体を霧亜、雪祈音、風羽花に任せた。

 俺と快晴でオーク20体を相手にすることにした。

 毎回俺と快晴が強いやつを相手にしてたら駄目だしな。


 オークの首を斬ったり、額に弾丸をぶち込んだりと倒していると、快晴はオークを真っ二つにして倒していた。


 霧亜、雪祈音、風羽花はアックスオークに手こずってはいたが、それは魔力を温存して戦っているからだ。

 俺と快晴がオークを全滅させてから少し経って、霧亜、雪祈音、風羽花がアックスオークを倒した。


「いい感じで倒せたな」


「そうね」


「魔物の数が多くなるなら、魔力量を増やしていかないといけないね!」


「そうなんだよな。レベルアップする感覚がないからな」

 ホーンベアを初めて倒して以降レベルアップする感覚がない。


「そうなんだよねー!」

 

 マッスルゴリラが居るであろう方向に他愛のない話をしながら歩いていると、また魔物を避けられない状況になった。


 また真っ直ぐを選んだ。真っ直ぐ進むとホーンベアが7体居た。

 7体のホーンベアが一斉に突っ込んできた。これはヤバいと思い、俺と快晴の後ろに霧亜、雪祈音、風羽花を避難させ、快晴に真ん中のホーンベアを真っ向からぶっ倒してもらい、快晴が倒すホーンベアの左右1体づつを俺が【磁場の雷砲(レールガン)】でぶち抜いた。

 

 右に居る2体のホーンベアを俺、雪祈音、風羽花で倒し、左に居る2体のホーンベアを快晴、霧亜が倒した。


 マッスルゴリラの気配が強く反応するようになった。


 気配の強い方に進んで行くとついにぼんやりとだが視界に入った。

 マッスルゴリラはデカく、身長は4メートルはあった。

 それよりもインパクトだったのは腕が4本あることだ。


 俺たちがだいぶ離れたところから双眼鏡を使い【魔物の鑑定モンスター・アナライズ】を発動して見てるのにマッスルゴリラと目が合い、こっち見ながらニヤッと笑ったのだ。


 今までで1番やべぇ魔物だ。油断したらまじで死ぬ。

 久しぶりに冷や汗が出た。


「久しぶりに冷や汗が出たし、今までで1番強い魔物だ。油断したら死ぬわ」


「ラウが冷や汗出るなんて本当に強い間物なのね」


「まぁ油断しなければ俺たちが勝つけどな」

 冷や汗は出たが負ける気は全くしない。俺は強いからな。


「マッスルゴリラの周りにナックルゴリラが5体居る。まずは俺が1対1で戦う。その間に4人でナックルゴリラを任せる。次のマッスルゴリラは快晴に譲るから許せ」

 快晴が俺も戦いたいと目線で訴えかけてきたが譲れないな。


「分かったわ。快晴も居るからさっさと5体のナックルゴリラを倒すわ」


「雷雨、気をつけてね!」


「雷くん、すぐサポート出来るようにするからね」


「次は俺が1対1で戦うからな」


「分かってるよ。じゃあ、倒しに行くか」


「おう」

「分かったわ」

「うん!」

「うん」


 向こうにバレてるから、慌てずにゆっくりと歩いてマッスルゴリラに近づいて行った。

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