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「次はナックルゴリラのクエストだな」


「そうね。私たちは会って1回だけ戦ったわよ」


「まじか、どんなゴリラだった?」


「名前のままのゴリラよ。拳で戦ってくるわ。見た目は本当にゴリラで、身長はカイより少し高めだから2メートルちょいって感じね。あとは棘の付いたメリケンサックをしてて、魔法は身体強化系を使ってくるわ。そんなに強くなかったわよ」


「それなら、俺たちと霧亜たちで分かれてさっさと終わらせようぜ」


「それでいいわよ、カイいいわよね?」


「霧に任せる」


「雪祈音、風羽花、俺たちもそれでいいよな?」


「いいよー!」

「いいよ」


「じゃあ、分かれてさっさと終わらせようぜ。12時には【亜空の住居(アナザー・ホーム)】に一旦集合な」


「分かったわ」


「決まったし、終わらせに行こうか」

 【亜空の住居(アナザー・ホーム)】から出て、俺たちは分かれて出発した。


 探し始めてから1時間した時、やっと1体目を見つける事ができた。


 霧亜が言った通りメリケンサックを付けたゴリラだった。


「雪祈音、風羽花、いつも通り1体目は俺が貰うぞ」


「おっけー!」

「いいよ」

 ナックルゴリラに向かって走った。

 ナックルゴリラが俺に気づきドラミングをしだした。

 ドンッドンッと大きい音が響く。ドラミングが終わると俺に向かって走ってきた。


 俺は〈死獄〉と〈生天〉を【武器の格納(取り出して)】構えた。

 ナックルゴリラが衝突しそうになった時、右フックで殴りかかってきた。俺は横に避けながら〈死獄〉と〈生天〉でナックルゴリラの右フックに合わせて斬りかかった。

 鉄と鉄が激しくぶつかり合った音が鳴り響き、俺の〈死獄〉と〈生天〉が弾き飛ばされた。


 やっぱり魔物にスキル、魔法を使わなかったら力では全く勝てないな。腕が痺れてるぜ、楽しいな。

 【万物の治癒(ユニバース・ヒール)】で痺れを治した。


 ナックルゴリラが俺を危険視してくれたのか、身体に魔力を纏い始めた。霧亜が言ってた身体強化だな。


 ナックルゴリラが足を少し曲げたと思ったら、えげつい速さで突っ込んできてラリアットをしてきた。思ったより速かったから避けるのがギリギリになってしまった。


 俺も〈死獄〉も〈生天〉に【黒龍の雷斬ダーク・ライトニング・ブレード】を発動して纏った。


 ナックルゴリラが俺に向かってジャンプして飛びかかってくると思っていると、胸を張りながら腕を引いていた。

 これはヤバいと【六感の覚醒(シックス・センス)】が警報を鳴らしたので、慌ててその場所から回避した。

 するとさっき居た場所にナックルゴリラがパンチを放ち轟音と共に砂煙が舞い上がった。砂煙が消えた時ナックルゴリラがパンチを放った場所は1メートルほどのクレーターができていた。


 回避してて良かったぁー。あれは真正面から受けたらヤバかった。

 ナックルゴリラを好きに動かさない為に、次は俺から攻撃を仕掛けた。


 身体強化で俊敏になっているからか、俺が斬りかかった攻撃を避けやがった。


 そんな攻防を繰り広げていたが、ついに決着の時が来た。


 ナックルゴリラのアッパーに合わせてに【黒龍の雷斬ダーク・ライトニング・ブレード】を纏った〈死獄〉と〈生天〉で斬りつけて、メリケンサックごと腕を斬り裂いた。その勢いのまま首も斬り落として戦いは終わった。


「待たせて悪かったな」

 出迎えてくれた雪祈音と風羽花に謝った。


「いいよいいよ! 楽しそうでなによりだよ!」


「うんうん、ずっと笑顔で戦ってたよ。最初の打ち合って弾かれた時はびっくりしたけどね」


「死ぬ気は全くないから、そこは安心してくれ。よしっ、次のナックルゴリラを倒しに行こうか」


 その後12時までに追加で2体倒す事ができた。


「お前らも3体倒したんだな」


「まぁね。ラウもでしょうけどカイも楽しみながら戦ってたから時間がかかったわ。カイが楽しそうだったかいいけどね」


「わかるわかる! 好きな人の楽しそうな顔ってキュンと来るよね!」


「うんうん、楽しそうにしてる時って少年のような顔になるから母性本能がくすぐられるよね」


「そうなのよねー。だからあまり怒れないのよ」


「だよねー!」


「うんうん」


「あっちの話聞いてるとむず痒くなるな」


「本当にな」


「快晴、俺と勝負しねーか?」


「どんな?」


「ナックルゴリラがあと4体だろ? どっちが多く倒せるかやらねーか? まぁ4体だから勝負には弱いけどな」


「面白そうだしいいぜ」


「雪祈音、風羽花、霧亜」


「どうしたの?」

「うん?」

「なに?」


「昼からは俺と快晴2人でナックルゴリラを倒しに行ってくるから、3人は休んでてくれ」


「はぁ、どうせどっちが多く倒せるかとか勝負するんでしょ?」


「なぜ分かった?!」


「貴方たちとずっと居るのよ。行動ぐらいお見通しよ。まぁいいけど死んだらダメよ」


「それは大丈夫だ、なっ快晴」


「大丈夫」


「なら私はいいわ」


「風羽花、雪祈音いいか?」


「必ず大きい怪我する事なく帰って来てね!」


「危なくなったらすぐ逃げてね」


「危ない目には合わないようにするさ」


 昼飯を食べたあと快晴と2人で【亜空の住居(アナザー・ホーム)】から出た。


「快晴、行くぞ? よーい、どん!」

 どんの合図と共に別々に走り出した。【六感の覚醒(シックス・センス)】を頼りにナックルゴリラを探した。


 1体目を見つけた。視界に入った瞬間に【磁場の雷砲(レールガン)】をぶっぱなして殺した。

 走り回って2体目を見つけた。2体目も1体目と同じように【磁場の雷砲(レールガン)】で抹殺した。

 3体目を見つける前に快晴が2体目を倒していた。2体目倒すのは俺の方が少し早かったな。

 【亜空の住居(アナザー・ホーム)】に戻った。


「快晴、今回はドローだな」


「そうだな。久々に楽しかった」


「俺もだ」


 ◇◇◇


 side快晴


 「快晴、行くぞ? よーい、どん!」

 ラウの合図と共に【自己の強化セルフ・リインフォース】で身体強化をして走り出した。


 1体目を見つけた。ナックルゴリラにそのまま突っ込んだ。ナックルゴリラも俺に気づき突っ込んできた。

 衝突する瞬間にナックルゴリラに〈赫無壊〉を振り下ろせるようにジャンプした。衝突する瞬間に〈赫無壊〉を【武器の格納(取り出して)】背中の後ろに構え振り落として一撃で脳天を壊した。


 2体目も同じように殺した。だが、2体目を倒すのはラウの方が早かった。

 久々に勝負ができて楽しかったな。

 

 【亜空の住居(アナザー・ホーム)】に戻るとラウが話しかけてきた。

 

「快晴、今回は――」

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