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 あれから2日経った。

 オークのクエストは昨日終わった。

 思った以上にオークが見つからず、2日掛かってしまった。もちろん、全部俺が抹殺した。

 今は朝食を食べ終わったあとだ。今日のメニューは卵焼き、目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、サラダ、味噌汁だった。まぁそんな事は置いておいて、既存のクエストが全部終わったから、新しいクエストを3人で確認するところだ。


「よし、じゃあ確認しようか」


「うん!」

「うん」

 風羽花と雪祈音が返事をしてから、【実用の投映(クエスト)】を開いた。

 新しいクエストを確認すると、かなり追加されていた。

 

 メインクエスト。

 ホーンベア10体の討伐。

 報酬――10万ポイント。


 アルマベア10体の討伐。

 報酬――10万ポイント。


 アーチャーモンキー20体の討伐。

 報酬――5万ポイント。


 ナックルゴリラ10体の討伐。

 報酬――10万ポイント。


 ファングウルフ20体の討伐。

 報酬――10万ポイント。


 ターロンウルフ20体の討伐。

 報酬――10万ポイント。


 アックスオーク10体の討伐。

 報酬――15万ポイント。


 ドンキオーク10体の討伐。

 報酬――15万ポイント。


 サブクエスト。

 ルーウルフ50体、ラピッドモンキー50体の討伐。

 報酬――10万ポイント。


 ウルスベア30体、オーク30体の討伐。

 報酬――10万ポイント。だった。


「めっちゃ増えたねー!」


「うん。10個もクエスト追加されてるね」


「【六感の覚醒(シックス・センス)】が、サブクエストからやれって反応してるな。討伐の数のわりに報酬が少ないから、前回みたいにクリアしたら良い報酬が貰えるようになるのかもな」


「そうだね! 私の【六感の覚醒(シックス・センス)】も一緒の反応してる!」


「2人とも同じ反応なら、サブクエストから終わらせないとね」


「おう、じゃあさっそくサブクエストから終わらせるか」


「おー!」

「ぉー」



 ◇◇◇


 あれから8日ほど経った。

 ルーウルフ50体、ラピッドモンキー50体の討伐とウルスベア30体、オーク30体の討伐を終わらせた。

 体力向上のために走り回って探索した。

 先にサブクエストを終わらせておいて正解だった。

 理由として2つある。

 1つ目は新しいクエストの魔物の【六感の覚醒(反応)】が薄かったからだ。近くに居る気配がないって事は遠征しないといけないし、どれぐらいの遠征になるかも分からない。

 たしかに【想造の製作(クラフト)】で簡単に家は作れるが、今と同じぐらいの良い拠点がすぐに見つかるのか分からないからな。

 前に出会った強い魔物サイグマ……いや、ホーンベアだろう。あいつらに〈雲隠れの帳〉が効くかも分からないから、より警戒しないといけなくなるからな。


 2つ目は2つのサブクエストを終わらせたことで、新しいサブクエストが2つ追加された。

 1つ目、ルーウルフ100体、ラピッドモンキー100体の討伐。

 報酬――10万ポイント、魔法【魔物の鑑定モンスター・アナライズ


 2つ目が今1番欲しかったスキルが報酬となっているクエストだ。最初の頃は一人で行動する予定だったから【想造の製作(クラフト)】の方が使い勝手がいいかなと思ってたから獲得しなかった。それから獲得するチャンスはあったが、すっかり忘れていた。今となっては獲得しなくて良かったが。

 そのクエストと報酬がこれだ!

 ウルスベア100体、オーク100体の討伐。

 報酬――10万ポイント、スキル【亜空の住居(アナザー・ホーム)】。

 

 【亜空の住居(アナザー・ホーム)】は名前から考えて、亜空間に家を作れるスキルってことだろ。違ったらキレるぞ。

 でも、大変というよりめんどくさいのはこのクエストを3回クリアしないといけないって事だ。まぁこれだけ良いスキルと魔法を貰えるなら仕方ないけどな。


 よし、じゃあ殺って行こーう!




 ◇◇◇

 あれからだいたい1ヶ月半。やっと終わらせることができた。サブクエストの追加は無かった。

 俺、雪祈音、風羽花の3人とも無事に魔法【魔物の鑑定モンスター・アナライズ】とスキル【亜空の住居(アナザー・ホーム)】を獲得できた。

 能力としては【魔物の鑑定モンスター・アナライズ】が、魔物によって魔力量が変わるが、魔物の名前が分かるようになるのと、弱点も分かるようになる。だった。

 【亜空の住居(アナザー・ホーム)】は予想してた通り、亜空間に住める能力だった。

 亜空間の家という能力は予想通りだったが、予想外の能力もあった。それは――ポイントを払うことで家具家電、空間の広さを追加できることと、同じスキル持ちでリンクすることができ、リンクすれば一緒の空間に入ることができる。それと、スキルを発動した場所が出る時の場所と記録される。だから俺が地点1、雪祈音が地点2、風羽花が地点3を記録すると、3箇所の出口が作れるってわけだ。さらに、リンクを解除するまではどこから入っても同じ空間に移動できる。最初の空間の広さは6畳ほどだったが、リンクすることで3倍の18畳ほどの広さになった。広くなっても部屋割りで好きなようにアレンジできる。最高というか、チート過ぎる! ハーディス様、ありがとう!


 もうひとつ予想外というか、予期せぬというか、記憶から抜けていたというか。嬉しいことがあった。

 それは――俺たちの武器〈死獄〉〈生天〉〈影雨(かげさめ)〉〈雷光〉が、レベルアップしたのだ。ハーディス様が一緒に成長するって教えてくれていたのを忘れていた。

 

 レベルアップと言っても本当にレベルが上がったわけではなく、〈死獄〉と〈生天〉は斬れ味と弾速が上がり、〈影雨〉は衝撃の吸収力が上がり、〈雷光〉は斬れ味が上がった。共通したのは強度が上がってることのはずだ。俺も風羽花も【極限の構築アルティメット・リペア】を使う回数が少し減ったからな。雪祈音が〈影雨〉を前に出して使う事が少なく、後ろを守るために使ってるから予測になるんだけどな。

 〈死獄〉と〈生天〉の弾速が上がったのが嬉しかったな。ラピッドモンキーに前より簡単に当てられるようになったからな。


 そんなこんなで今日、俺たちは、約2ヶ月お世話になった拠点から、旅立ちます。


「そろそろ、出発しようか」


「うん!」

「うん」


「2ヶ月ありがとう。行ってくるわ」


「ありがとう! 行ってくるね!」


「ありがとう。行ってきます」

 俺たちは約2ヶ月暮らした家に挨拶をして、次のクエストをクリアする為に遠征にでた。

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