表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/34

20

 歩き始めてから、30分ほど経った時【六感の覚醒(シックス・センス)】の反応が大きくなった。雪祈音に【魔波の感知(マジック・センサー)】を広げてもらうと、ウルスベアを感知した。感知した方向に行くと、1頭のウルスベアが居た。大きさは前回のウルスベアとさほど変わらなかった。

 こっちに気づいてもらうために、弾丸を1発撃った。案の定「グルルルァァアア」と咆哮をあげながら、四足歩行で走ってきた。今回はしっかりと()()()()()()()()()()5()()()()()()()()()()で【磁場の雷砲(レールガン)】を〈死獄〉でウルスベアの左肩を狙って撃った。すると、ウルスベアの左肩を貫通し大きな傷ができた。やはりサイグマより防御力も低いし、反射神経も悪いな。あとはスキル、魔法を持っているかどうかだな。

 ウルスベアが痛みを堪えるように走ってきたので、俺はゆっくりとウルスベアへと歩き出した。俺とウルスベアがコンタクトした時、ウルスベアが右腕を振りかぶり覆い被さるように振り下ろしてきた。俺は慌てることなく、右脇下の空間に身体を入れながら避け、〈死獄〉と〈生天〉でウルスベアの右脇を斬りつけた。傷口は浅かったが、刃が通った。これなら魔法を使わなくても殺れるな。


 5分も経たずウルスベアは消えた。

 斬って、撃ってと繰り返し攻撃し続けたが、ウルスベアはスキル、魔法を使う事なかった。これまで戦ったラピッドモンキーもルーウルフもスキル、魔法を使っていなかった。あとはオークが持っているかどうかなのだが、可能性としては最初のクエストの魔物はスキル、魔法を持っていないのだろうな。


「お疲れー!」

「お疲れ様」

 雪祈音と風羽花が出迎えてくれた。


「ありがとう。見てた通りウルスベアに刃も銃弾も通るから、サイグマみたいな防御力は心配はしなくて大丈夫だ」


「そうだね! 一安心だよ! 刃が通るならなんとかなるしね!」


「うん。魔力をそんなに込めなくても倒せそうで良かった」


「まぁでも、サイグマで出ても大丈夫だと思うがな。サイグマと戦ってから雪祈音の魔力量、桁違いに増えたからな」


「うんうん! 雪祈音の魔力量すっごいもんね!」


「で、でも、ふうちゃんは身体能力凄い上がったし、雷くんなんか魔力量も身体能力もどっちも凄い上がってるし……」

 雪祈音が照れて最後の方はごにょごにょと何を言ってるのか分からないほどの声を出していた。めっちゃ可愛い!

 今話してた通り、俺たちはサイグマと戦って勝ってから身体能力、魔力量が上昇した。雪祈音は魔力操作、魔力量。風羽花は柔軟性、バランス能力、俊敏性、敏捷性が10上がったとしたら、俺は全部が8上がった感じだ。


「雪祈音、可愛いぃー!」

 風羽花が雪祈音を抱きしめていた。


「じゃあ、次は3人で殺るか」


「うん!」

「うん」

 俺たちは次のウルスベアを探すために歩き始めた。


 探し始めて10分ほど経った時、見つけることができた。

 俺がヘイトを稼いでウルスベアの気を引いて、雪祈音は魔法で、風羽花は〈雷光〉で攻撃をすることで、難なく倒すことができた。

 3頭目を討伐中にもう一体のウルスベアが乱入してきたが、風羽花が一人で戦いたいと言い、かすり傷を負ってはいたが無事倒せていた。

 5頭目のウルスベアは雪祈音が一人で相手にして、ウルスベアを近づける事なく倒していた。

 6頭目を倒したあと、昼休憩を入れてから残りの4頭を倒しに行き、予定よりも早く終わった。

 

 予定よりも早く終わり、3人で話し合った結果、オークを1頭倒しに行こうとなり、俺が一人で戦って、危なくなれば雪祈音と風羽花にも参戦してもらうことになった。

 1頭目は危なくなければ俺が一人で殺りたいと思っている。強さを測ることも出来るしな。


 オークはウルスベアを探している時に居たことは確認出来ている。オークが居たところまで道を戻った。


 【六感の覚醒(シックス・センス)】が強く反応し、近くに居ることが分かったので、雪祈音に【魔波の感知(マジック・センサー)】で場所を特定してもらい近づいた。

 すると、うすいピンク色で、身長は立った時のウルスベアよりも少し低い2メートル後半ぐらいで、体格は相撲取りに似ていて、太ってはいるが筋肉がガッチリとしていて、豚を醜くしたような顔をして、丸太のようなものを持ち、ヨダレを垂らしている魔物が居た。見た瞬間にオークと分かるほどだった。予想外だったのは、腰布的なものをしていなかった。要するにフルチンだったのだ。あんなものを雪祈音と風羽花には見せられん。すぐに殺してやる。


「オークは全部俺が一人で殺る。雪祈音と風羽花には見せれないから、離れていろよ」


「了解!」

「うん、分かった」


「汚ぇもんを見せてんじゃねぇぇ!」

 オークに叫びながら全速力で向かった。


 オークが俺の声に反応して怒るように「フンゴォォオオ」と叫びながらドスドスと走ってきた。俺とオークが接近した時、オークが力任せに丸太を振り下ろしてきた。最小限に避けながら〈生天〉で振り下ろしてきた手首を斬り上げた。が、刃が少ししか入らず逆に俺の腕が持っていかれそうになり、弾丸を撃った反動を使って回避した。オークが振り下ろした丸太で俺をぶっ飛ばすように斜め上に振り上げてきた。これはオークキングの時のように〈死獄〉と〈生天〉で受け止めた勢いで後ろに跳んで避けるのは無理だと判断し、身体を伏せて避けた。

 オークは力任せに振り上げたせいで、身体が開き隙ができた。起き上がりバックステップで距離を取りつつ、直接触れるのは嫌だから、銃弾を何発も速射して男の弱点である玉に弾をぶつけた。オークは泣き叫びながら蹲った。

 蹲ったオークの頭に【磁場の雷砲(レールガン)】をぶち込み葬った。

 正直、玉に弾をぶつけている時、俺も痛みを想像して内股になりかけた。次からは玉に弾をぶつける戦法はやめよう。俺も苦痛だ。


 オークに近寄らせたくなかったから、雪祈音と風羽花には待っててもらい俺が走って戻った。


「お疲れー!」

「お疲れ様」


「おう、ありがとう」


「うん? 雷雨、大丈夫?」

「雷くん、どこか怪我したの?」


「いや、どこも怪我してないし、大丈夫だぞ?」


「痛そうな顔してるよ! ね、雪祈音!」


「うん、そんな顔見た事なかったから」

 風羽花と雪祈音が凄い心配してくれるので、理由を説明すると納得してくれた。


 そのあと家に戻り、いつも通りルーティンを終わらせたあと、雪祈音と風羽花が俺を極乳で癒してくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ