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 ゴブリンを避けながら無事に家に着き、ご飯も食べ終わりルーティンの筋トレ、ストレッチに瞑想も終わらせたので、戦利品の確認をする事にした。


「それじゃあ、鍵がどんな物なのか確認しようか」

 2人も少しワクワクしたような声で「うん」と返事をしてくれた。

 【実用の投映(クエスト)】の画面を開き、パーティーを組んだ時に増えた共有のアイテムボックスから報酬の鍵を取り出した。


「おぉー……なるほどな」

 2人も少し感動した声を出し、まじまじと見ている。鍵の形はファンタジーでありがちなウォード錠で、鍵の頭の部分は可愛くデフォルメされたゴブリンの頭だった。

 使い方は鍵を持った時に頭の中に流れ込んできた。【実用の投映(スマート・スクリーン)】のフィールド画面を開き、鍵を回す事で新しいフィールドが追加され、パーティーが居る場合はパーティーメンバーにも追加されるみたいだ。

 

 因みにだが、パーティーでクリアしたクエストの報酬は共有のアイテムボックスに全て入り、そこから分配する形になっている。ポイントも共有枠が増えてパーティーポイントとして使えるようになり、パーティーポイントで購入した物は共有のアイテムボックスに入り、個人のポイントで購入した物は個人のアイテムボックスに入るようになっている。


「可愛い鍵だね!でも、なにがなるほど?」


「うん、可愛いね。雷くんなにがなるほどなの?」


「持ってみ」

 俺は疑問に思っている2人に持つように渡した。


「あぁこれはなるほどだね!」


「うん。これはなるほどって出てくるね」

 風羽花も雪祈音もスッキリした表情になっていた。

 

「だろ? さっそく使ってみるか」

 【実用の投映(フィールド画面)】を開くと、画面がチェーンで縛られ、真ん中に鍵穴が付いてる状態で出てきた。鍵を差し回すとガチャっと音が鳴りチェーンが外れ、〈はじまりの森〉の下に新しいフィールド〈魔獣の棲まう森〉が追加された。

 風羽花と雪祈音にも確認してもらったら2人ともちゃんと追加されていた。


 次のフィールドにも行けるが、3人でしっかりと話し合い、スキル、魔法のチケットを人数分集める事、お金を100万ポイント貯める事、次の拠点作りの為の素材を集める事、1人でジェネラルゴブリンに勝てるようになる事を目標に設定した。


 それから俺たちは休みを入れつつ1ヶ月ほどかけて全ての目標をクリアした。


 1番最初にクリアした目標はキングゴブリンを倒しスキル、魔法のチケットを集めたことだ。

 スキル、魔法のチケットで獲得したのは3人とも同じ魔法で【空鎧の魔纏インビジブル・アーマー】能力は魔力で作られた透明の鎧。自身の最大値までの魔力を注ぎ込む事ができ、魔力の量、質によって硬質が変わる――だ。これはジェネラルゴブリンやキング、クイーンが使っていた透明の鎧を見て必要だと感じて獲得した魔法だ。

 正直少し怖かったが、2人の為にどれだけ耐えられるのかキングゴブリンで試してみた。俺の魔力の量と質を最大限注ぎ込んだ状態でキングゴブリンの斬撃系のスキル、魔法を真正面から受け止めた結果、だいたい2割ほど削れた程度だったから不意打ちを喰らっても大丈夫という事が分かって安心できた。

 さらに1度発動させると攻撃されない限り消えることはなかったし、攻撃の意思がない場合は相手に触れる事ができた。動きの邪魔にならないのが最高だ。


 2番目に達成できたのは100万ポイントと言いたい所だが、達成したのはジェネラルゴブリンを1人で勝つ事だった。

 何故かと言うと【空鎧の魔纏インビジブル・アーマー】を獲得したから防具いらないんじゃねって話になったんだが、胴体の防具を外すと極乳が揺れて痛くなるから駄目だなってなりかけた時に【六感の覚醒(シックス・センス)】が発動し、2人が何か隠している事が分かり問い質した所、極乳が揺れなくなるブラジャーが売ってる事が分かった。

 売ってるのに隠していたのは安いものでも上下セットで10万ポイントと高価な為遠慮していたようだ。なぜそんなに高いかと言うとブラジャーに重力付与がされていたからだ。

 2人に3セットづつ買うように言い、選ばそうとしたのだが、俺に選んで欲しいとお願いしてきたのだ。俺は喜んで物色して10万ポイント以上の下着を選ぼうとしたんだが、2人が高すぎると着づらくなるからと拒否した為、仕方なく10万ポイントの下着の中から選ぶとことにした。俺はもっと稼いで着て欲しい下着を買うことを決意した!

 雪祈音には青系、黒系、緑系のセクシー系と風羽花には黄系、黒系、緑系のスポブラの下着を選んだ。着ている姿を見せてもらい眼福だった。まぁその後は我慢できずに襲ってしまったがな。

 という事で3番目に達成できたのは100万ポイントを貯めることだ。


 最後に達成したのは素材を集めることだった。できるだけ集めようって話になり、最後の最後まで集めてたからな。


 【六感の覚醒(シックス・センス)】が他の生存者が居る反応を示したが、悪い感じがしたから近寄らずに離れた。風羽花も同じように感じてたみたいだ。まぁ俺が守りたいのは雪祈音と風羽花だからな、他の生存者と会いたいと思わないがな。


 全ての目標を達成し終わってから3日間休み、ついに次のフィールドに行く日を迎えた。


「覚悟はいいか?」

 【実用の投映(スマート・スクリーン)】を発動し、フィールドの画面を開きながら2人に問いかけた。


「うん! ドキドキするけど雷雨と雪祈音が居るから大丈夫!」


「わたしも少し怖いけど、雷くんとふうちゃんが一緒だから大丈夫だよ」

 2人が覚悟を決めた目で返事をしながら、風羽花が左腕に、雪祈音が右腕に、いつものように谷間で挟むように抱きついてきた。


 抱きつかれたら操作出来ないじゃんと思ったあなた!なんと念じるだけで操作が出来るのだ。だから、抱きつかれたままでも問題なし!


「俺も風羽花と雪祈音が居るから心細くない。それに、ずっとそばに居るから安心しろ。よしっ!じゃあ行くか!」

 2人が「うん」と返事したと同時に〈魔獣の棲まう森〉をタップした、その時――光が俺たちを包み込んだ。

 

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