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開業準備を始めよう④

宿屋のリフォームと食堂で出すメニューの目途がたったので商業ギルドに開業届を出しに行くことに。

開業に届け出が必要なのは日本と同じだけど、宿屋や食堂をやるのに特別な許可や資格などは必要ないらしい。


文字や数字はステラさんに教えてもらってある程度覚えたけど、まだ契約書とかの読み書きができる自信はないのでステラさんについてきてもらう。この国の文字はローマ字とほとんど一緒だったから習得難易度はかなり低く、対応表を作ったらある程度は読めるようになったけど、書くのは自信がないし、そもそも知らない言葉も多いからね。


商業ギルドの建物は、異世界漫画に出てくるような大きくて煌びやかな建物ではなく、レンガ造りで2階建ての町役場のような建物。室内も日本の田舎の市役所とか、小さな調剤薬局のようなカウンターと待合スペースがあるだけの場所で、異世界だけど地球のどこかの田舎町といわれても違和感はないようなところだった。


昼過ぎに行ったら、特に混雑していることもなく、すぐにカウンターで入会案内をしてもらえた。朝イチと夕方は混み合うけど、この時間はみんな商売しているので人が少ない時間なんだって。


案内してくれたのはミニーさんという猫耳のきれいなお姉さん。20代くらいかな。ステラさんとも顔なじみらしい。


店舗を持つ場合の費用は、入会金が原則金貨3枚。毎月かかる費用は売り上げや業種に関わらず、税金が一律金貨1枚かかると説明された。


今回は1日だけのお試し営業をしてから本営業を始めたかったので、臨時店舗用のプランはないのか聞いてみたら実はあるらしい。主に既存店がお祭りの際などに出店などを出す時用のプランらしいが、ステラさんが交渉してくれて、なんとミニーさんもおばあちゃんの食堂に何度か行ったことがあるらしく、あの店が復活するならと3日後に1日限定で営業する許可が出た。しかも費用は銀貨2枚と格安!


『プレオープンも決まったし、日本で色々仕入れないと!』


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