表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

7

そう言い残してレイ様は転移魔法で去って行った。転移魔法って魔力を凄く消費するらしいのに凄いわぁ.......


私的にはこの国への未練も何にもないので宿行ってみようかしら。でも......こんな入り組んだ地図.....行けるかしら?私、地図とか読めないのだけれども







ごめんなさい。ここは首都ですし、人口も多い。舐めてました。


ここはどこーーー!!!!!!!!!誰かァァァァァ!!って、私の事見える人に出会える訳ないか(泣)


しかも、皆は私の事見えない癖に体はぶつかるから痛い!!屈強な男に何度ぶつかった事か!!諦めて帰ろうにも帰り道も分からない........


そう言えば昔、私が王宮で迷子になった事合ったなぁ。あの頃は楽しかったなぁ.......


ぐすん。死んでるけど涙出るし......みっともないけどっ......



「シャルロッテ様!?大丈夫ですか!?」


「お迎え.....?天使様だわ」


「どうなさったのですか?悲しい事でもありましたか?」


「悲しい事しか無かった!!誰も私のこと見えないし、怖い顔のおとこの人にぶつかるし、寂しいし......貴方の泊まっている宿に行こうとしたのだけど、迷子になったし」



「レイ様!?突然どうなされたのですか?!」


「何でもないです。帰りましょう」


あぁ、そうでした。レイ様以外には私は見えないのでした。ですから、レイ様が急に私の元に行って驚いたのですね。


「ごめんなさい。私のせいで」


「貴方は.........「私のせい」など言わない様な方でしたのに.....やはり、幽霊になってしまったからですか?大丈夫です。僕は貴方が見えます。安心して」


確かに生きていた頃の私はこんなに自己肯定感が低くなかったはず、やはり1人で生活するのは自分で思っているよりも辛いみたいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ