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このお方は学園に留学していた他国の魔道士様のレイ様。この国の魔道士なんかよりも何倍もお強いそう
「えーと......お久しぶりです?ですが、シャルロッテ様って亡くなったのでは?もしかして僕の夢?」
「夢では無いと思います。多分、私は幽霊ですの」
「幽霊!?怨念でのもあるのですか?」
「怨念など.....生きていた時は憎んで居ましたが、今はそこまでではありません」
「そうですか....僕以外に貴女を見えた方は?」
「居ません。貴方が初めてですわ」
「そうなのですか.......幽霊とは一体どの様なご生活を.....?」
「うーん.....暇なので王宮とかで人の出入れを眺めております」
「幽霊なら空は飛べるのですか!?」
「私は飛べません......」
「そうなのですか........僕は今、霊体や心霊現象の研究をしていて、この国の王宮で幽霊が居る。と聞きやって来たのですが....まさかシャルロッテ様だったとは」
「え!?私、物を動かしたりはしてないと思うのですが....!?」
「いえ、霊感の強い方が方が重いと言われただけですので大丈夫ですよ」
「で......でしたら、私は王宮から出ていった方が良いでしょうか?」
「いえ、悪霊かを調べて欲しいと言う依頼でしたので大丈夫です」
良かった.....王宮を出ていけと言われたら.....行くところがありませんから
「シャルロッテ様は成仏したいですか....?」
話し相手も居らず、お腹も空かない生活は退屈で、出来る事なら今すぐに成仏したいと思う
「えぇ、出来るのなら今すぐにでも!」
「僕はこれでも魔法だけでなく、霊に関してもそこそこ詳しいので.....もし、成仏したいのなら......僕の国に来てくれませんか?」
「え.....レイ様の国にですか?」
「えぇ、僕の国には霊に関する分野も取り扱っている大学もありますし、少なくともこの国に居ても成仏するとは思えません」
確かに、この国では幽霊に関する研究などは全くしていない。そんな事にお金を賭けれないとか言ってた様な気が
「もし、僕の国に来て下さる事になったら.....この場所に来て下さい。僕が泊まってる場所です」