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「シャルロッテ!お前は嫉妬のため、己より身分の低い者を虐めた。よってお前と俺の婚約を破棄し、お前を一生幽閉にする!!」
「はぁ?!たかが男爵令嬢に牽制しただけですわよ!?」
「たかがとは何だ!!!やはりお前は俺の婚約者に相応しくない。連れて行け」
「何をするんです!?離しなさい」
そして私は断罪され、古くから身分の高い者罪人が幽閉される塔に閉じ込められた。
最初の頃は自分が何故、こんな所に閉じ込められたのか理解が出来ず、荒れていた。
それに食事も粗末なもので白くないカビの生えたパンと濁った色のスープが私に差し出された。
「こんなの貴族の食べるのものではないわ!!!」
「貴方は貴族のお嬢様ですが、罪人です。罪人の食事と思えばまともでは?」
忘れもしない。あの時の私をバカにした目
そして1日中、牧師の方が私を説教する。一時、貴族の間で牧師からの説教が流行ったが、苦痛でしか無かった。
幽閉されてから1週間、私はこの間1度もご飯を食べなかった。
ベットは粗末で床はネズミが走っていた。私は全く睡眠も取れなかった。
そんな中、あの女............
私が虐めた、男爵令嬢がやって来ました。
「あら?久しぶりねぇ。私のみすぼらしい姿を見に来たのかしら?」
精一杯の言葉だった。私はあの女に当たり散らす元気もなかった
「謝りましょう!こんな幽閉されるなんて可哀想です!!」
あの女はいつもこうだ。可哀想、可哀想
世の中、可哀想で回ってないのに
「謝る?何を?私は貴方にした事は間違って居ないと思いますわ。出ていって下さいますか」
「何でそんな事言うんですか........」
泣き出した。この女はいつも泣く。腹ただしい事
「慰めて貰えばいいですわ。二度と来ないで」