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時空 まほろ 詩集・言の葉の庭たち

「憧れ……いつか大人の恋」

おねえちゃんは

あこがれのそんざいだった

まわりのひとが

びっくりするようなほど

きれいではなかった()()しれないけれど

ぼくにとってはあこがれだった





お姉ちゃんは

僕にとって少し上の存在だった

一つか二つ年齢が違うくらいだったのに

妙に大人びいて見えた

そしてやっぱり美人ではないかもしれないけれど

綺麗な部類の入る方だと僕は思っていた





俺が「僕」を卒業した頃

お姉ちゃんが家に遊びに来てくれた

その時

お姉ちゃんはピアノを弾いていた


春の陽射しが差し込む中

華奢な方の肩が揺れていた


()は思わず呆けて見ていた


お姉ちゃんが俺に気付いて

振り返って微笑む


その笑顔に心臓が跳ねた







あれから……

話しをすっ飛ばしてすっ飛ばして

俺は大人になった


お姉ちゃんも大人になった



バレンタインデーの今日


お姉ちゃんではなくなった()()とデートすることになっている


その時

赤い色の薔薇を百八本渡そうと思う



その時の言葉はもちろん

「結婚してください」

だから……


バレンタインデーらしきものをすっごく書きくて……。


少年から大人への恋の感じが伝わっていればと思います。


ここまでお読み下さり、ありがとうございました♡

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― 新着の感想 ―
[一言] ハッピーバレンタイン!です。
2021/02/14 17:07 退会済み
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