NiOさんホラー リローデッド
聡い方は、これが手抜きであることはお分かり頂けますかね?
どのように手抜きであるかは感想欄にどうぞ
まさか、分からない方はいませんよね?
「駆逐してやる!!」がヒントです。
脱出系ホラー作家にして天才社畜NiOさんのネタです。
「あなたから託された材料を もっと上手に扱えられますように」
蟻地獄よりも面白い快楽に取り憑かれた私は 次々とあちら側へと引き摺り込む
得られたもの 喪われたもの 忘れられないもの
それらを取り戻すためか あるいは奪い返すためなのか
真相は都市伝説に呑み込まれた物語
『飛んで火に入る夏の虫』
虫という弱者を殺して得たのは 自分の醜い邪悪な笑顔
他者の観察に切り替え 次々に遭遇した異質は同一人物
しかし、恐怖を抱いたのは異質のほう
回り続け高められ続けられた 反する功徳の物語
『NI-03の環状線』
お昼時に駅で生じた凄惨な不幸
怯える息子が見たのは普段とは違う電車
帰宅した母親が見た息子が描いた絵
手記のように綴られた物語
『にくの、でんしゃ』
お昼時に回避することができた凄惨な不幸
息子に見えたものを信じたことで救われた者たち
しかし、恐怖の魔の手は諦めることはなかった
束の間の安堵に綴られた物語
『にくの、でんしゃ ~もうひとつのけつまつ~』
人間観察が趣味の画家が 外出先で偶然出会ったのは
腐れ縁の幼馴染み
彼女と別れた直後に彼が遭遇した者
懐かしくも恐ろしい体験を記した物語
『環状線ディストピア』
電車に飛び込んできた者 介抱する者
物事の側面は如何なる醜悪が隠されているのか
罪無き者は存在しないことを自覚できない者
その不幸の結末を綴った物語
『足元にご注意ください』
夢の中での出来事 好奇心からの乗車
夢景色と思いながら 電車は先に進んでいく
愉快から始まるも 気付いてしまう不幸
終点と始点は永遠に終わらない物語
『『はじめにもどる』駅』
抑圧は狂気を宿し 狂喜へと解放を求める
次々と引き起こされる最悪的なまでに凄惨な恐怖
永遠に喪われた者と再会する そのためだけに
安寧を破滅させる狂者の物語
『笑顔 あふれる 環状線』
与えられた材料をそのままに 改変を加えられる
奪われ溶かされる恐怖と 美しさに魅入られる感覚
逃れることを赦されないなかで できたのは何か?
高められた霊力が引き起こした物語
『NiOさんチャレンジに参加したったWWW』
酸化が始まったのは 深い海の底から
散りばめられた謎と 引き込まれた社畜
思考しなければ出ることは叶わない隠された恐怖
海溝に墜ちて行く駅の物語
『深海の駅』
夏の時 綴られた 恐怖に心捕らわれ
参加して 酸化して 楽しんで
読み手から 書き手へと 物語は紡がれて
書き手から 読み手へと 思いは繋がれて
ニッケルが産み落とした物語は 派生を繰り返し
この闇と この病みは 終わらない……
《終》
NiOさんの書いた『深海の駅』をオススメします。
むしろ、これがNiOさんチャレンジのきっかけです。