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最終回の変身形態について


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・ブルームスターVerネロ


ネロの力を借りて変身した形態。

見た目は白黒が反転したブルームスターそのもの、基本的なスペックは通常のものに劣る。

しかし、魔力に対する天敵のような特性を秘めており、魔物や魔法少女など魔力を有する存在に対する攻撃が常に相手の装甲・防御能力を無視して命中する。

また、ネロが持つ「アンチ賢者の石」とも言える能力も併せ持ち、作中ではンロギに対して抜群の特攻性能を誇っていた。


扱う魔法は通常形態同様、物体を箒に変換する魔法に加え、自身や味方に対する特殊な強化魔法を持つ。

因果律に干渉し、「攻撃が絶対に当たらない」「命中したら死は免れない」などの未来を否定し、常に一筋の希望を残す。

いわば「どんなに強い敵であろうとも勝てる可能性を残す魔法」である。

ただしあくまで可能性であるため、心が折れてしまえば敗北や死の未来は避けられない。


それでも彼は仲間と共に、幸せな結末を迎える事が出来たのだ。


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ブルームスター・鮮血聖女

滅亡世界に遺されていたスピネの杖を媒介に相乗変身した灼火体。

魔法少女衣装は大きくスリットが刻まれた修道服、衣装の末端は常に炎のように揺らめいている。

自身の血液を媒介に弾丸を生成し、射出することで戦う遠距離攻撃形態。

スピネ同様早撃ちや射撃のスキルは極限まで引き上げられ、同時に動体視力も強化。

また、命中した弾丸は即座に血を媒介として発火・炎上して黒衣と同質の炎を発生させる。

弾丸は形状をある程度操作でき、着弾した瞬間に血へと戻して発火させることで小型焼夷弾のような運用も可能。


本来なら持ち主は死亡しているため、あり得ない形態だった。

もしかしたらあの塵だらけの世界で奇跡的にスピネの拳銃を見つけたことも、「勝てる可能性」が遺された結果なのかもしれない。


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・ワイズマン(ンロギ・グ)

諸悪の根源であるンロギ・グが変身した魔法少女としての姿。

ちなみにネロがいなくても変身自体は可能、本気を出して魔力を振るう際にはこちらの姿が都合がいいらしい。

200を超える世界を犠牲にかき集めた賢者の石を惜しげもなく使い、振り回すさまは悪意の災害そのもの。

ワイズマンとしての基本性能はブルームスターのものと同じ、ただし数値上のスペックはかき集めた石の数だけ上回る。


本来は一介の研究者だったが、陽彩たちの世界同様魔力の存在と出会い、そして魅入られてしまった。

危険性を察してデータを全て破棄しようとした上司を殺害し、研究成果を全て乗っ取り昇進。

多額の投資を受けて研究をつづけたが、科学的に魔力の制御などできるはずもなくンロギがいた世界は滅亡してしまった。

その際に幸か不幸か賢者の石を宿し、ンロギ本人は生存。 滅んだ世界を尊い犠牲と考えて彼の凶行は数多くの世界へと波及していった。


「ンロギ」という名は彼の世界ではあまり珍しくないらしい。

犯した過ちを一切認めることができず、子供のような精神性のまま取り返しのつかない悪意に身を染めていった。

ブルームスターの炎に焼かれた最期、彼は一体どんな思いでこの世を去ったのだろうか。

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