表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/164

66



マーニャたちは疲れているのか、ご飯を食べ終わると私の膝に飛び乗って来て、そのまま膝の上で寝てしまった。


よって、私の膝の上には現在3匹の猫が折り重なるように寝ている。


こんなに重なって寝ていて寝苦しくないのだろうか。


まだまだ子猫だからか重さは大したことないが、折り重なっているからとても心配になる。




「ふふふ。疲れちゃったのね。マーニャ様たち」




「そうみたい。大冒険だったみたいだしね」




撫で撫でと膝の上のマーニャたちを撫でる。


スースーという規則正しい息遣いをしているので、どうやら苦しくはなさそうだ。


よく寝ている。




「安心して寝ているのね。早く家に帰って布団に寝せてあげた方がいいかもね」




「うん。でも、可愛いね」




こんなにもいろんな物を持ってきた猫たちだが、その寝姿はあどけない。


時々口をもごもご動かしているのは獲物を獲った夢を見ているのか、それともおしゃべりをしているのか。




「お待たせしましたー」




私たちがマーニャたちを見ていると、サラさんが料理を運んで来てくれた。


どうやら私たちが落ち着くまで運んでくるのを待っていたようで、ちょうどいいタイミングで料理が運ばれてきた。




「猫様たち寝ちゃったのね。お腹いっぱい食べたかしら?」




「はい。クーニャがマーニャのミルク飲んじゃって心配してたんですけど、その分マーニャがクーニャのご飯食べてました」




「あらあら。可愛いわね。ゆっくりしていってね」




忙しいのか、サラさんは料理を置くとすぐ違うテーブルに注文を聞きに行ったようだ。


私たちは、サラさんの運んできてくれた料理を食べはじめた。














食事を終えた後、サラさんの好意で貸してくれたバスケットに3匹の猫を入れた。


抱き上げてバスケットに移している間も全く目覚めない。


ほんと、熟睡してるなぁ。


家に着いた後も、熟睡していたので、これ以上触るのも憚られてそのままバスケットの中に3匹を入れたままにし、部屋に置いた。


もちろん、入り口は開けたままで。


そのまま私も疲れてしまったので寝支度を整えてベッドに横になった。








この時はまだ翌朝悲鳴を上げて目覚めるだなんて思ってもいなかった。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ