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婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


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3匹は食べ終わると、私の方を見て、「にゃぁ~あ」と嬉しそうに鳴いた。

そのあとで、私の足にすり寄ってくる。

すり寄ってくるのが可愛かったので、その背中をゆっくりと撫で撫でしてあげると、ごろんっと3匹が横になってしまった。


気持ちいいのかな?


横になってしまった後も撫で続けていると、ゴロゴロと喉をならす音が聞こえてくる。

そうしているうちに、クーニャがお腹をごろんと上に持ってきて、もっと撫でてといっているかのように、クネクネ動き出した。


「可愛いなぁ~」


クーニャのお腹をわしわしと撫でるが、クーニャは嫌がる様子もなく、私の手に身体を預けている。

ついつい可愛くなってしまって、クーニャばかりを撫でていると、マーニャとボーニャがむくりと起き上がって、私の身体に頭を擦り付けてきた。

どうやら、こちらも撫でて欲しいようである。

3匹同時にもふもふ撫で撫でを繰り返していると、そのうち満足したのか、マーニャが外に飛び出していった。


「あ、マーニャ?」


いきなり飛び出ていったりして、どうしたんだろう?


不思議に思って、マーニャが飛び出していったドアを見つめていると、ボーニャとクーニャも名残惜しそうに立ち上がると、「にゃあ」と鳴いて、外に出ていった。


「もっと、そばにいてくれていいのに・・・」


もっと、もっともふもふしたいなぁ。と思ったが、出ていってしまったものは仕方がない。

私は、マーニャたちが食べ終わったお皿を片付け始めた。






今日はこれから、小麦の種を植えてしまおうと思い、保管庫から小麦の種を取り出すとマーニャたちが出ていった外へと向かう。

外に出てみたがもうすでにマーニャたちの姿は見えなかった。


「どこいったんだろうねぇ」


気を取り直して、畑に向かう。

いくら鶏が草を食べてくれるからといっても、広い畑のくさは2羽ではまだまだ食べきれないようで、草を刈らなければ小麦の種を撒くことはできないようだ。

リュリュに貰った農具を取りだし鎌に変化させる。

それで、ちまちまと小麦を植えるだけの場所を作ることにした。

が、意外に時間がかかる。

気づくと1時間が経過してしまっていた。


「はぁ。腰がいたいなぁ。草むしるの大変。でも、これから耕さなきゃいけないんだよねぇ。結構大変だなぁ」


なんか、こうぱっと耕せたりしないのかなぁ。


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