表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/164

48


罰ゲームのような朝食をマリアに食べさせてしまった。

特に、スクランブルエッグは最悪だっただろう。


「「ごちそうさまでした」」


それでもなんとか食べ終えた。

可もなく不可もなくそれが私の料理。


「マユって、お母様に料理習ったりしなかったの?」


「・・・うーん、まあ。昔は手伝ってはいたんだけどね。就職してから10年間はまったく料理してなかったんだ」


「そうなの。それで、この出来だったらまあまあかな。」


褒められて嬉しいのか、悲しいのかわからない。

だって、私マリアより年上だよ。

年上なのに料理がこんなにも苦手だなんて。


「調理スキル極めてみたら?」


「うーん。考えておくよ。まだ何をやりたいのか決まらないし」


「そう。ゆっくり決めればいいと思うよ」


「うん」


私、いったい何がしたいんだろうな。

この世界で私はいったい何をしたらいいんだろう。


鑑定スキルもあるし、

農耕スキルもあるし、

調理スキルもある。


こんなにスキルがあるのだから、何にだってなれるような気がするけれど。

私自身は未だに何を極めたいのか、何を仕事にして生活したいのか決めきれていな

い。


「調理スキル極めるにしても極めないにしてもここで暮らしていくのなら自炊はでき

た方がいいよ。

 だから、これから時間があるときに調理の仕方教えていくね。」


「ありがとう」


確かに私の知っている料理のレパートリーは少ない。

覚えていて損はないだろう。

それに、今後自分で作らなければならなくなるのだろうから、レパートリーが広がる

ということは飽きがこないということだ。


「で、マユ?調理のレベル上がってたりする?」


言われて、ステータスを確認してみる。

上がってる・・・。

でも、これってあり得るのだろうか・・・?


「・・・上がってる。調理Lv 20だって」


「・・・はあ?上がりすぎっ!!」


いきなり10もレベルが上がってしまった。

やっぱり上がりすぎなのか。


・・・バグ?


それともやっぱり、よくある異世界転生のチート仕様か???





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ