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婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


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食堂に入り、今日のお勧めというメニューを注文する。

お昼時ということもあり、ちらほらとお客がいるようだ。サラさんが、忙しく注文を聞いたり料理を運んでいる。


「マユ、困っていることはない?」


「あ、そうそう。化粧水とかってこの世界にあるのかな?ええと・・・化粧水ってのは、お肌を整えるための液体なんだけど・・・」


今朝気になった化粧水について、マリアに聞いてみる。


「ああ!あるよ!でも、王都じゃないとなかなか手に入らないかも」


「そうなの!?」


化粧水って一般に普及してないんだ。王都でしか売ってないとなると、高価なものなのかなぁ。


「高いの?」


「違うよ。1000ニャールドくらいで買えたりするんだけどね、絶対数が少ないから王都で買い占めにあっちゃってて、なかなか仕入れられないのよ。でも、原価は100ニャールドもないって話よ?」


原価100ニャールドで、販売価額が1000ニャールド!?ぼったくり!?

でも、絶対数が少ないっとことは付加価値があるからなのかなぁ。


「絶対数が少ないって、作るのに誰かの許可がいるからとか?」


「ううん。スキルがないと作れないんだけどね。スキル持ちがあんまりいないの。だから、絶対数が少なくなってしまうの。」


ここでも、スキルか。


「美容薬調合ってスキルなんだけどね・・・」


「どのくらいスキル持ちがいるの?」


「レコンティーニ王国では100人いるかいないかよ。ねぇマユ、化粧水作ってみる?スキルがなくても作れることは作れるの。でも、効果があまり出ないのが難点。でも、つけないよりはつけた方が多少は違うって感じかなぁ」


自分で作れるんなら作ってみようかな。

効果があまりなくても、気休めでもお肌の曲がり角をとうに過ぎた私には、とても欲しい一品だ。


「作ってみるわ。何が必要なの?」


「基本的には山の湧水と薬草よ。美容薬調合スキルを持っている人はそこに魔力を込めたり、自分なりの秘伝のレシピがあったりするみたいよ?」


山の湧水と薬草か・・・。

どこに行けば手に入るのかな?


「材料集めるなら手伝うよ?あそこに見える山で全て揃えられるから」


そう言ってマリアは、近くの山を指差した。

30分も歩けばいけるだろう距離だ。

でも、今から行くのは遅いかな?


「もし、お嬢様方、ピンクの卵を持っていないかい?」


突如、話に割り込んでくる人がいた。

ピンクの卵?なにそれ?

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