表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/164

29

マーニャたちとご飯を食べ終わった私は、軽く身支度をする。

日本から持ってきている化粧品。もうあんまりないんだよなぁ。

鞄の中に入っていた化粧直し用の化粧品だから元々量はそんなになかった。

こっちの世界にも化粧品ってあるのかなぁ。あとで、マリアに聞いてみよう。


身支度を整えると、マーニャたちと外に出る。

家から出るとすぐ畑だ。

今はまだ何も植えてないし、荒れてるけど。

庭に出ると、昨日購入した鶏たちが、のんびりと草を食んでいた。


本当に、草を食べるんだ。


元々が草だらけの畑なのであまり草が減ったような感じはしないが。


「にゃー」

鶏たちを眺めていると、マーニャが足にすり寄ってきた。

何かをうったえているように、鳴きながら私の顔を見つめてくる。

そして、とことこと数歩先に歩くと、こちらを振り向いて「にゃー」とまた鳴く。


もしかして、ついてこいってこと?


半信半疑ながらも、マーニャの後をついていく。クーニャとボーニャは外にでた瞬間にどこかに走っていってしまった。

マーニャの後をついていくと、畑の隅にある鶏小屋に着いた。


ここに何があるっていうのかしら?

鶏たちは畑を自由に歩き回っているし。

不思議に思いながらもマーニャの後について小屋に入ると、積んであった藁の上にちょこんと小さくて白くてまあるい物が置かれていた。


「これってもしかして・・・」


「にゃ!」


鶏のたまごじゃないの。

もう、産んだんだ。

この卵、始めての卵だし折角だから孵化させてみようかな。

そうと決まれば昨日ローズさんからもらった孵化機を使ってみよう。


小屋にある棚の上にローズさんからもらった金色の孵化機を設置し、その中に先ほど見つけた卵を入れる。

これで、明日になれば孵化しているらしい。

どんな雛が孵るのかなぁ。

明日が楽しみだ。


卵を設置し終わると、マーニャはたたたっとかけてどこかに行ってしまった。

マーニャ卵のこと教えてくれたんだね。ありがとう。


さて、今日こそはマーニャたちがくれた種と、買った種を蒔いてしまわなければ。

家に戻り、保管庫に保存しておいた種を取り出す。そして、玄関脇に立て掛けてあるリュリュさん。に貰った農具を手にとった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ