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婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


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マリアはスキルのお陰で、苦労しているんだなぁ。

スキルは必ずしもいいものとは限らないんだ。サラさんの調理器具破壊スキルしかり。

しかし、マリアのスキルは大分チートスキルのような気がする。


猫と会話ができるなんて羨ましい。


「マリア、私はマリアの味方だからね。人の心の声が聞こえてしまったって、マリアは私に優しくしてくれた。

ねえ、マリア。これからマーニャたちが思っていることいろいろ教えてほしいな。マーニャたちが何を考えているか知りたい。

そして、マーニャたちが過ごしやすい暮らしを提供したいの。

・・・手伝ってくれる?」


「・・・もちろんよ!もちろんよ!マユ!!ありがとう」


マリアはこれからも変わらず、私のサポートをしてくれるらしい。

私が王都に行くまで、サポートしてくれるらしい。


そうこうしているうちに日が暮れてきた。

マーニャたちにご飯をあげなければ。


「マリア。マーニャたちにご飯をあげなきゃいけないから、一旦家に入るね。マリアもよかったら来て?」


「そうね!マーニャたちのご飯あげなきゃね」


私たちは家の中に入り、ドライフードにウェットフードをトッピングしたものを3つ用意した。

そして、まだ外で遊んでいるマーニャたちを呼ぶ。


「マーニャ!クーニャ!ボーニャ!ご飯だよー」


外に向かって叫ぶと、玄関脇の小さな猫用のドアから競うように3匹の猫が入ってきた。

どうやらお腹が空いていたようだ。

用意したご飯にかぶりついている。


美味しいのかなぁ・・・。


「美味しいって言っているわ。それに、美味しくないわけないわ。このご飯はね、王宮の料理人たちが作っているの。猫の好みを十分に調べあげて作り上げているのよ。

しかも、猫たちが飽きないように定期的に味が変わるの」


「へぇー。流石、建国時の女王が無類の猫好きだったから、猫のご飯にも凝っているのね」


「ええ。猫のことに関してはこの国は世界一を誇ることができるわ。だって、この国は猫のためにできたようなものだもの」


「すごいね。猫のために国を作ってしまうなんて」


「そう、とてもすごい方だったのよ」


初代女王ってどんな人だったんだろう。

ちょっと会ってみたいな。

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