表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています  作者: 葉柚


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/164

14


お昼をマリアと一緒にとって、美味しい食事でお腹もいっぱいになった。

そうすると、家に置いてきてしまった猫たちの様子が気になってきた。

猫たちもそろそろご飯を食べたい時間だよね。

まだまだ子猫と呼んでいい時期だし、いっぱい食べさせなきゃ。


「サラさん、ダンさん、ご馳走様でした。お会計をお願いします」


「あら、ゆっくりしていっていいのよ」


「いえ、家に猫たちを待たせているので」


そう告げるとサラさんは「そう」と笑顔で頷いた。


「猫様には敵わないわね。今日は御代はサービスするわ。

 だから、たまには食べに来てね。

 猫様たちも連れてきて大丈夫だから。

 猫様ようのご飯もメニューにあるのよ」


そう言って、サラさんは壁にかけてあるメニューを指差す。

本当だ。

【猫様のご飯(子猫用):100ニャールド

 猫様のご飯(成猫用):100ニャールド

 猫様のご飯(シニア用):80ニャールド】

ライフステージに合わせて三種類用意されているようだ。

お魚が好きな子とかお肉が好きな子とかもいるらしくて、好みによって配合を変更し

てくれるようだ。

たまには、手作りのご飯を食べさせてあげるのもいいかも。


「ご馳走様です。今度は猫たちも連れてきます。

 とっても可愛い姉妹猫なんです」


「村長のところにいた、3匹の姉妹猫様なんだよ。

 あのお転婆娘たち!」


「まあ、あの子たちがマユさんのところに行ったのね。」


「ご存知なんですか?」


マリアが猫たちのことを知っているのはわかるとして、サラさんも知っているんだ。

驚いてサラさんを見つめる。

どうも、うちに来た猫様は有名なようだ。


「知らない人はいないわ。だって、あの眷属神ナギ様の血筋だもの。

 大事にするといいことがあるわよ」


「ナギ様って?」


「うふふ。その内会えるわよ」


なにその含み笑い。

気になるじゃないですか。

眷属神って神の使途のことだよね。

なんだかすごい猫様を預かっているような気がしてきた。

大事にしなければ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ