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「マユさんっ!人のステータスが見れるの!?」
「まあ!すごいわ!私のスキルを正確に言い当てられた人なんて初めてだわ」
マリアとサラさんが驚いている。
普通にステータスを見たいと思っただけなのに。
自分のステータスは念じるだけで見れると聞いていたが他人のステータスは見れない
ものなのだろうか。
「皆も見れるんじゃないんですか?」
「見れないわ!マユさん、スキル増えてるんじゃない?」
興奮したマリアに詰め寄られる。
ちょっと怖い。
でも、スキルが増えているって?
どういうことかしら。
念のため、自分のスキルを見るように念じてみた。
【名前:マユ
レベル:2
職業:フリーランス
スキル:鑑定 Lv1】
となっており、スキルが増えていることが確認できた。
どうやら鑑定スキルが増えたようだ。
「鑑定スキルがプラスされてました。でも、レベル1だそうです」
「まあ!」
「すごいっ!!鑑定スキル持ちって10000人に一人くらいなのよ!すごいわ!
これでいろんなものが鑑定できるね!
私のステータスも見れる?」
「確認してみます」
マリアに言われてマリアのステータスを見たいと念じてみる。
ただ、いくら念じてもマリアのステータスを見ることはできなかった。
「・・・見れません」
「一日一回限定なのかしら??」
「レベルが低いからねぇ。スキルを鍛えてみるといいよ」
はて?
スキルを鍛えるとはどうしたら・・・?




