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能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
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まさかの展開

そして翌日、俺は学校の屋上である電話を待っていた。


雫と長里は教室で特訓中。

二人には用事で少し席を空けると伝えてある。


スマホの振動がズボンのポケット越しに伝わってくる。

俺は即座にスマホを取り出し、電話に出る。


「瀬西警官?」


『あぁ、私だ』


聞いてて気持ち悪くなる位にいい声してやがる。


『要件は言わなくても分かるな?』


「隕石どうにかしろってことだろ?」


『話が早くて助かる』


「もういいよな?」


『あぁ、一つ言うことがあった』


「ん?」


『今回の件、《君一人の力で何とかしてくれ》』


「……は?どういうことだ?」


『そのままの意味だ。君一人の力で……』


「それはいい。何故俺一人だけだ?!」


瀬西は少し間をおいて、


『……君自身の実力が観たいのだ』


「……分かった……だが、念のために住民の避難はさせておいてくれ」


『あぁ、分かった。最小限の被害を期待しているよ』


そこで通話は切れた。


「…ひとまず二人に知らせるか」


スマホをポケットに突っ込み、教室へと戻る。




「えぇぇ!ってことは、一雨さんが特訓する意味がない……」


「そういうことになるな」


帰ってきて報告したらこれだ。まぁ、予想はしていたが……


「でもナガレンだけでどうやって隕石を……」


「……まぁ、どうにかするさ」


そう言って今日は解散。

俺は再度、学校の屋上に足を運んだ。


フェンスにもたれながら外の景色を見る。


「静かだ……」


風の音や、鳥の鳴き声さえなければ無音とも言える。


「……いるんだろ?出てこいよ」


俺は呼び掛ける。その瞬間、神様がどこからともなく姿を現す。


「キミは相変わらずいろいろと観てるよね。最近は特に」


「わざわざ言う必要はないよな?」


「うん、私が来たのもそれが理由だし」


「それじゃあ」


「ん、始めようか」


「俺の特訓を」

「君の特訓を」

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