嫌な予感(的中)
「あ゛ーーーーーつ゛か゛れ゛た゛ーーーーー」
家に帰り布団にダイブする。
「おかしい、この疲れおかしい……」
ホームルームで腕相撲、放課後に神様から状況報告。
そしてつい先ほどの一件で「とても」では言い表せない疲れが身を覆う。
「まあ、なんとかなったからいいけど……」
そう一言呟くと、長里からメールが届く。
『お疲れ様』
今以上にこの四字六音を恨んだことは無かろう。
さて、そろそろ「何があったのか説明しろ」と叩かれそうなので説明に移ろう。
一言で言うと、「とても面倒だった」
俺達は神様から状況報告を受けた後、すぐに家へ帰ろうとしたのだが、
恐らく察してくれているだろうが、手遅れだった。
荷物もまとめて、靴も履き替えて、いざ帰宅!
……したかったのだが……
校門を通ろうとした瞬間に、
「雪成 流、だな?」
歌でも習ってたかのようないい響きの低音が辺りを反響する。
その瞬間、20~30人の盾を持った男たちに囲まれる。
(もういやだ、帰りたい)
頭の中の八割がこの二言で埋まった。
「ねぇ、この人たち程度ならどうにかなるんじゃない?」
長里が小声で聞いてくる。
「敵意を向けるのは得策ではない。それはあくまで最後の手段だ」
ここは穏便に、かつ大胆にいくほうがいいだろう。
「我々に抵抗の意志はない。だが我々から半径5メートル以内には近付くな。
用件があるならそこで答えろ」
それだけ言って俺は黙る。後はこの要求に相手がどう応えるかだが………
「よかろう。その用件は呑もう」
と、先程の声が聞こえる。
「いきなり物騒に囲んですまなかったな。
私はこの地域の警察の……簡単に言うと上官にあたる
瀬西 涼だ」
声と共に大柄な男が姿を出す。
「っ!」
「いきなりで悪いが、警察署に来てくれるとうれしいのだが……
別に逮捕するというわけではない。ただ話を聞きたいだけだ」
俺は後ろの二人に目を向ける。
(おい、二人ともなんで首を縦に振るの?)
「分かった。ただし質問に答えるだけだ、危害を加えたら容赦はしない。
特にこの二人に手を出したらな」
「承知した。ではついてきてほしい、署まで案内する」
という経緯から警察署で約二時間半に渡って
能力者についての情報をこってり絞られた。
(警察の皆さん、我々児童・生徒・学生には、
宿題が在ることを忘れていませんか?)
そして今、この布団の上に至る。
シュクダイ?ナニソレオイシイノ?




