表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
23/37

嫌な予感(的中)

「あ゛ーーーーーつ゛か゛れ゛た゛ーーーーー」


家に帰り布団にダイブする。


「おかしい、この疲れおかしい……」


ホームルームで腕相撲、放課後に神様から状況報告。

そしてつい先ほどの一件で「とても」では言い表せない疲れが身を覆う。


「まあ、なんとかなったからいいけど……」


そう一言呟くと、長里からメールが届く。



『お疲れ様』



今以上にこの四字六音を恨んだことは無かろう。



さて、そろそろ「何があったのか説明しろ」と叩かれそうなので説明に移ろう。


一言で言うと、「とても面倒だった」



俺達は神様から状況報告を受けた後、すぐに家へ帰ろうとしたのだが、

恐らく察してくれているだろうが、手遅れだった。





荷物もまとめて、靴も履き替えて、いざ帰宅!

……したかったのだが……


校門を通ろうとした瞬間に、


「雪成 流、だな?」


歌でも習ってたかのようないい響きの低音が辺りを反響する。

その瞬間、20~30人の盾を持った男たちに囲まれる。


(もういやだ、帰りたい)


頭の中の八割がこの二言で埋まった。


「ねぇ、この人たち程度ならどうにかなるんじゃない?」


長里が小声で聞いてくる。


「敵意を向けるのは得策ではない。それはあくまで最後の手段だ」


ここは穏便に、かつ大胆にいくほうがいいだろう。


「我々に抵抗の意志はない。だが我々から半径5メートル以内には近付くな。

 用件があるならそこで答えろ」


それだけ言って俺は黙る。後はこの要求に相手がどう応えるかだが………



「よかろう。その用件は呑もう」



と、先程の声が聞こえる。


「いきなり物騒に囲んですまなかったな。

 私はこの地域の警察の……簡単に言うと上官にあたる

 瀬西せにし りょうだ」


声と共に大柄な男が姿を出す。


「っ!」


「いきなりで悪いが、警察署に来てくれるとうれしいのだが……

 別に逮捕するというわけではない。ただ話を聞きたいだけだ」



俺は後ろの二人に目を向ける。


(おい、二人ともなんで首を縦に振るの?)


「分かった。ただし質問に答えるだけだ、危害を加えたら容赦はしない。

 特にこの二人に手を出したらな」


「承知した。ではついてきてほしい、署まで案内する」



という経緯から警察署で約二時間半に渡って

能力者についての情報をこってり絞られた。


(警察の皆さん、我々児童・生徒・学生には、

 宿題が在ることを忘れていませんか?)



そして今、この布団の上に至る。


シュクダイ?ナニソレオイシイノ?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ