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能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
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不穏な空気

腕相撲大会も終わり、今日の授業は全て終わった。

謎の疲れが体中を駆け巡るため、自分の席で突っ伏していると、


「なかなか大変だったらしいね?」


と、雫の声が聞こえる。


「長里さんから聞いたよ。腕相撲大会で優勝って」


いい性格をしてらっしゃる。俺の疲れをさらに増やす気か?

そんな事を考えていると長里が教室に戻ってきた。


「まだ寝てるの?そろそろ帰ろう?部活に入ってるわけでもないんだし」


「俺は疲れてんだ。もうちょっと休ませろ」


そんなどうでもいい会話をしていると、



「そんなお疲れのところ失礼しま~す」



こんな時に限って神様のご登場かよ……


「何の用だ?できれば手短に話してくれ」


神様は「はいはい」と置いてこう告げた。




ー自衛隊が動き始めたわー




と……


「は?どういうことだ?」


俺は慌てて聞き返す。


神様の話した内容はこうだった……



 先日の事件であるニュースの視聴者が俺とあの男との闘いを撮影して、

 その動画を投稿したことがことの発端だそうだ。


 マスコミ側はすぐに警察へ取材。

 警察側は隠しきることができず、

 事件の全貌、能力者についても全てを話してしまったらしい。


 それを聞いた県だか市だかが国へ話を持ちかけ、

 国は能力者を危険視し、数日前からいろいろと行動を開始したらしい。


 そして今日は休日開け、必ずと言っていい程俺は学校にいる。

 よって今日、具体的に行動を起こすらしい。




「ということ」


神様が一通りの説明を終え、手近な席へ腰を下ろした。


そこで俺は今更ながらそしてこんな状況でこんなことを聞く。


「お前、最初に会った時と大分違うな?」


羽は無いし、目も両方黒、

髪の色は銀のままだが肩甲骨の辺りまで切っている。

前と同じように喋り方も普通。


違和感が絶えない。


「あれは印象付けるための飾り。

 目はカラーコンタクト、羽は……何だっけ?

 トリックオアトリートって子供がお菓子もらう……」


「七五三?」


わざとボケてみる。


「違う!まあそのイベントの仮装用のであったから」


「ふーん」


「興味無さそうね?」


雫が聞いてくる。

そういえば雫は神様に会うのは初めてだろうけど……まあいいか。


「事実、興味無いし」



「あの……そんな話してたら自衛隊が……」


長里がハッと我に返らせてくれた。


「おっとそうだった。まあ早めに帰ることをお勧めするよ。

 それじゃあ」


とだけ言い残して神様は去っていった。


「……俺らも帰るか……」


そして俺達は教室を後にする。




そういえばさっきから校庭が静かだなあ?

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