表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
20/37

己ノ剣

保健室に戻ると雫と長里以外に2人の知らない女子がいた。

話を聞くと、雫の荷物を持ってきてくれたらしい。

ちなみに俺と長里の分はない。


(薄情なクラスメートだ。いや、あの2人が優しいだけか?)


女子2人は、

自分たちの仕事はもう終わったと言わんばかりに、颯爽と帰って行った。


「さっきの戦闘、見てたけど……あれって、『己ノ剣』だよね?」


長里が少し躊躇いながら聞いてくる。


「まあな」


「君は己ノ剣は持ってないような話をしてたよね?」


多分、先日の神さんとの会話のことだろう。

まあ、そう思うのも無理はない。

俺だってそう思ったのだから。


「まあ、いろいろあってな……」


と、俺が少し言葉を濁らせていると……



「その事については私から説明した方がいいのかな?」



窓側から声がした。


俺と長里は同時に声がした方向を向く。



「久し振りだね。お二人さん」



例の神様だった。





「まあひとまずは、雪成君。『己ノ剣』獲得おめでとう」


神様が一応感覚で言う。


「おめでとうもなにもお前が仕向けたことだろ?」


「まあ、それもそうなんだけどね」


「俺は『己ノ剣』を持っていなかったんじゃなく、

 持っていることに自覚していなかっただけだったんだろ?」


単刀直入に問う。


「よく分かってるじゃないか」


「え?……え?……」


長里が話についてこれていないが俺達は気にせず話を続ける。


「まあでも、私もそれには気づいてなかったんだけどね」


神様が苦笑いしながら言う。


「それじゃあこの際、『己ノ剣』についていろいろと話しておこうか」



 神様は、入手方法はこの際どうでもいいか?とだけ言って話を始める。



 己ノ剣


 それは、「この世界全てを表すモノ」

 

 エネルギーの集合体でもなく

 思念体のようなものでもない

 ましてや、原子によって構成されているわけでもない


 『理解できぬモノ(unknown)』


 とも言える。




 その力は強大なもので


 『斬った対象を自由に破壊できる、逆もまた然り』


 対象を粉々にする事も、逆に元の状態に戻す事も



 先程も言ったように、これは世界を表すモノ

 破壊することも、同じものを創り出すこともできない


 

 できるのは……対を成すもう一つの剣


 私の『己ノ剣』のみである




「て感じでオッケーかな?」


神様が一通り説明を終えたらしい。


「ああ、言わんとすることは理解できた」


「ごめん、私ぜんっぜんわかんない」


長里が理解に苦しんでいるようだが、今はいいだろう。

今は俺が理解できているだけで十分だろう。


「そろそろ私は帰りますね」


神様が後ろに向く。


「ちょっと待て!」


俺はその背中に声を掛け、神様はこちらに向き直る。


「何?まだ質問でも?」


俺はさっきから気になっていたことを問う。


「お前、しゃべり方変わってないか?」


神様は目を丸くする。そして苦笑いしながら、


「敬語って面倒じゃない?」


とだけ答えるのだった。

説明下手でスミマセン。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ