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能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
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予期せぬ事態

あれから数日経ち、五月に入った。


雪成君は先日の一件以来目を覚まさず、ずっと寝たきりの状態にある。


学校には季節の変わり目ということで体調を崩した。

と嘘の情報を流している。


ちなみに「神様」から聞いた話は一雨さんに話している。


「心配だなあ……」


「そうね……」


今の雪成君の状態は「神様」から聞かされた。


曰わく、

「時が来れば目覚める」

とのこと。


それでも心配なものは心配なのである。



そうこうしている間に2週間が経ち、五月も中盤に差し掛かり、

昼間の暑さがだんだん夏に近付いていることを物語っている。



そんな暑い日々のある1日、



事件は起こった。





暑い



脳裏にこの単語がよぎった。


五月ともなれば昼は暑い。

朝のニュースによると、熱中症患者が平年より多いらしい。


(これが、地球温暖化……恐るべし)


いつもと同じように昼食をとる。

でもここ最近は雪成君がいないせいか一雨さんの様子が暗い。


一雨さんのお姉さんが無駄死にしたと雪成君と同様に思い込んでいるのだろうか?


「大丈夫だよ。きっと近いうちに顔を出してくるよ」


根拠はないし、

彼女にとって無意味もしくは逆効果の可能性があることも分かっている。


それでも声をかけずにはいられなかった。


「そう……だよ…ね……?すぐに……目…覚めるよね……?」


一雨さんが自分に言い聞かせるように呟いた。


その瞬間……




『緊急事態、学校に不審者が侵入した。生徒は速やかに教室へ戻れ。

 繰り返す、学校に……』



「これはまた急なものですね」


思わず感心してしまった。


「ひとまずお互い教室に戻りましょう?」


「うん」




しばらく教室で待機。

犯人がどこかへ隠れたとのこと。


このクラスは私と雪成君の二人が能力者であり、

少なくとも今は私がいるから大丈夫と考える人が多い。


だがそれは、犯人が能力者でない場合の話であって……




ドゴーン!


壁が壊れて廊下から一人の男が教室内に入ってくる。




……能力者相手だとそう簡単にはいかない可能性が生まれてくる。



そう、

今のこの状況のように……



「階級五第三位、方向操作の使い手さん?」



「よく知ってるじゃん!じゃあ用件は分かるよなあ?」



 原子使いと闘わせろ





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