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能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
13/37

階級五 第一位

春の昼とはすばらしい時間だと俺は思う。


暑すぎることもなく、ちょうどいい暖かさから生まれる眠気が……




ハッ!

寝てしまうところだった。アブナイアブナイ。


ちなみに現在午後1:30くらい、かれこれ30分程待っているが

階級五第一位様はなかなかやってこない。


「遅いですね」


ちなみに先程の声は長里のものだ。


「階級五第一位の方にはぜひお会いしたい」という要望があり、

別に、一人で来いとも言われていないので、

ま、いっか。と軽い気持ちで承諾してしまったのだ。


「まあ、あちらもいろいろあるんだろう」


と、適当な推測を言った瞬間……



「そのとおりでございます。私も結構忙しい身でして」



という台詞が聞こえ……


「ウグッ!」


強烈な光が視界を遮った。




光が少し弱まったことを確認すると、

そこには……





まるで輝いているような銀髪を腰ほどまで伸ばし、

紅く輝く不思議な目を持ち、


そして、背中から翼が生えており、

向かって 右側が純白と言っていい白

     左側が漆黒と言えそうな黒



というなんとも


神々しくも、

禍々しい女性が


すぐそこに立っていた。



そしてその女性は……



「こんにちは。階級五第一位の者です。

 世間一般で言うところの「神」と言ったところでしょうか?」



とだけ言い、俺達に笑顔を向けた。




やべえこの威圧感。

俺、今、顔すげえひきつってると思う。



「具体的な名前は言わないんですね?」


長里が辛うじて言葉を出す。


それに対して神と名乗るこの女性は、


「そうですね。名乗るような名前もありませんし、

 お好きなようにお呼びください。

 おっと、その前に私の能力のことを話しておきましょうか」


そして、この謎の女性は語り出した。




 私の能力は、破壊し、創造する力。


 対象となるものは何でも、

 物質・現象・状態・力・概念・思考や記憶までも。


 ですが、破壊か創造のどちらかを行えば、

 使用前と均等になるように逆の力もはたらきます。


 つまり、何かを破壊すれば、それと同価値のものが創造され、

  逆に、何かを創造すれば、それと同価値のものが破壊される、


 ということになります。



 そして、私はこの能力によって自らの寿命を破壊し、

  

  「能力」と「天」を創造しました。




「そりゃあ、大それたことしましたね」


俺はなんとか言葉を出す。

先程の台詞から察するに、


「つまりあなたなら、「天」への行き方を知っていると?」


「ええ、知っています」


 

 「天」への行き方は、私を倒すことです。



「……は……?」



神様を……倒す……?



「もちろん、普通に戦えば私が負けることはありません。

 そのために私が創り出したものが……


 「己ノ剣」(おのれのつるぎ)


 と呼ばれる剣です」



「己ノ剣……?」

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