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能力者のいる普通の日常  作者: 片隅 銀
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望まぬ始まり

唐突ながら自己紹介をしよう。


俺の名前は「雪成ゆきなり ながれ」。


地元の高校の二年生である普通の男子高校生だ。

二年生といっても先程始業式が終わったばかりなのだが。


教室内が騒がしい、進級したこともあるのだろうがそれでも騒がしい。

先程、小耳に挟んだのだが、


「転校生……か……」


正直、興味がない。これも聞いた話だが、女子とのことらしい。

何も面倒なことがなければ、俺はそれでいいと思っている。

故に俺はその転校生に興味がない。


チャイムが鳴る。立っていた生徒が自分の席に座る。その数秒後に担任が教室に入ってくる。

そこまでの過程を俺はぼんやりと見ていた。そして担任が号令を済ませた後に、


「ええ、知ってると思うが、今日転校生がこのクラスに来る。」


そして、「入りなさいと」担任に言われ、


その「転校生」が教室に入ってきた。


普通の男子ならば、一目惚れ間違いなしといっても過言ではない容姿だが、

そんな女子にも関心を持てない俺は少しおかしいのかもしれない。

「転校生」は何も言わず、チョークを持ち、自分の名前であろう文字を書き始めた。

そして書き終えたのかチョークを置き、スッと半回転し、こう告げた。


「私の名前は長里ながり 冷実安れみあです。

これから二年間、よろしくお願いします。」


と、軽い自己紹介を済ませた途端、

男子のほとんどが騒ぎだした。正直、鬱陶しい。

そして長里 冷実安と名乗る女子転校生はハッと何かを思い出したような表情をして、


「そういえば、このクラスには『原子を操る雪成 流』さんがいると聞いたのですが、雪成さんはどちらですか?」


と、堂々とそんなことを聞いてきたのである。


そう、俺は普通の男子高校生だ。

この『原子操作』の能力さえなければ……

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