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しるし2(詩集)

パンダ

作者: さゆみ


キミは正と負をひけらかしている

僕たちの喜びと悲しみは何処にある

胸の中の扉を開けたり閉めたり

入れ代わり立ち代わり

見えない明暗

それなのにキミは

やすやすと愛らしさに変えてしまう


キミは善と悪を天日干しする

僕たちの中では天使と悪魔がジメジメと

終わることなく闘っているのに

計れない価値の基準

癒えない冷戦

それなのにキミは

周りの温度を急上昇させてしまう


キミは徐に竹を持ち

愉快に踊りだす

村人は大はしゃぎ

キミのたれ目の縁取りは(ぬく)

村人は歓声を上げる


竹を裂いてショーが始まる

巧みな腕さばき

バリバリと噛み砕く豪快さ

黒と白のツートンカラー

キミは陰と陽で染め上がる

村人はニッコリ 癒やされる

でも僕たちは知っているのさ

キミの(まなこ)が獰猛なこと





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― 新着の感想 ―
[一言] 『徐に竹を持ち』のあたりで癒やされました!
[良い点] パンダのちっぽは善なのでしょうか、悪なのでしょうか。私は善だと思います。 [気になる点] 可愛いのは正義です。それが破竹の勢いでそれらを蹂躙するとしても。 [一言] 笹茶うめえ
2015/03/06 22:53 退会済み
管理
[一言] 巧い!座布団2枚!
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