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さてと、今日の朝も眠くて仕方がなかった。

何故なら今日のテストの為に徹夜で勉強したからだ。

オール100点を叩き出す天才に

勝てるとは思えないがそれでも最大限の努力はしたつもりだ。僕も今回は譲れないのだ。自分の誇りに思っている仕事を馬鹿にされたのだから当たり前だ。

僕が教室に行くと他のみんながもう教室に来ていた。そのなかにはいつも遅刻ギリギリの時間に来ている人もいた。どうやらみんな考える事は同じようだ。生徒会に一矢報いる気持ちがあるのだろう。

「おはよう、今日も眠そうだな徹」

「あぁ、昨日は徹夜したからね。でもそのおかげで良い点をとれそうだよ。要も眠そうだけど要も徹夜で勉強したのかい?」

僕がそう聞くと要は表情を濁していた。

「いや~、勉強する気はあっただよ。ただ始めて5分するさしないかのうちにちょっと息詰まってな。それで気分転換にギャルゲーをしていたら熱中してな。気づいたら朝になってた」

僕は大きな溜め息をした。親友に呆れていたのだ。

真面目に勉強したのかと期待した僕がバカだった。

さぁ、早く席について少しでも多く勉強しよう。

僕は席に座って勉強を初めていた。


「それでは今からテストを始める。今回のテストは多数の教科の実力をみるために一枚のテストに様々な教科の問題がある。気を引き締めて取り組むこといいな」

担任がそう言って問題用紙と解答用紙を配ったのだった。


さてと、どんな問題なのだろう。今回は一枚しかテストがないのでその分今回のテストには毎回オール100点を取る天才に勝てるかもしれないチャンスがある。がんばろう。

僕はそう思って問題を見た。


まずは第一問だな。えっと、今回は数国英社理の主要五教科からさっき言った順番で出るって言ってたな。だから数学の問題だったはずだ。


『第一問 遊戯●で最初に三枚のサイバードラゴンと融合のカードを引く確率を出せ。条件としてデッキは40枚とする』

問題をみて凍りつきそうになった。

反応に困ったのだ。

確かに数学の問題ではある。しかし、●戯王のルールを知らないとこの問題は解けないだろう。何で先生はこんな問題を出したのだろう。

僕はそんな疑問を持ちながら解答欄に答えを記入した。

数学はそこそこ出来るので次の問題も大丈夫かな。


『第二問 ヴァン●ードでグレード3に初めてライドしたターンのツインドライブでクリティカルトリガーが二枚出る確率を出せ。条件としてライドしているユニットはかげろうのバニラのカードであり、このプレイヤーは最初のターンから二回ほどライド事故を起こしており、デッキはヒール4、ドロー10、クリティカル2の構成で。手札や場やドロップゾーンには一枚もトリガーのカードは無く、ダメージは五枚とする』

また僕は問題を見て凍りついていた。さっきの問題のあとなので大して次の問題は驚かないと思っていたが正直に衝撃を受けた。

何なんだ、このツッコミの要素が有りすぎる問題は!

まず遊●王やヴァ●ガードの問題を出すな!確かに確率の問題だけどルール知らないと歯が立たないだろう!

次に問題に使われているプレイヤーが悲惨過ぎる!

ヴァ●ガードをしたことの無い人間には分からないだろうが、最初のターンでライド事故をしただけでも絶望的なのに二回もライド事故をしているなんて可哀想だ。それにそんな状態なのにトリガーが一枚も出てないなんてどういう事だ!

それにドロートリガーが10は限りなく無いだろ!

問題にツッコミを入れすぎていて、もうくたくただった。

僕はとにかく問題を解いて解答を記入した。

頼むから他の教科はまともであってくれ。


『第三問 次の漢字の読み仮名を書け。 1小鳥遊 2筒隠 3狂三 4八神 5猿投山』

もうツッコミを入れないでおこう。例えどんな漢字を使っていようが漢字の問題には変わりがない。パッと見はすごくまともな問題にみえるのだから。

僕は第三問をといて次の問題も難なく解いた。

それがライトノベルを使った文章題でも僕はもうつっこまない。

次の英語からはまともな問題であることを願いつつ問題を確かめた。

感想や誤字報告などありましたらよろしくお願いします。

作者はかなりチキンなので気になっています。


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