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2012/12/21 Fri


2012/12/21 Fri


トゥドゥキ。




不意に便意が催されてきた。ブルっと全身の筋肉が緊張する。



アッー!



と、なんとも情けない声が出てしまった。まぁ、これはしょうがないよな、うん。生理現象なのだもの。


どんなに売れっ子アイドルでさえもトイレには行くんだから、問題ないよね……と何時迄も下ネタ思考な僕は、人として終わっているかもしれない。


結局、手紙の件についてなにも考えていないや。


…………*


僕は高校生である。まだまだ始まったばかりとはいえ、十数年の間を生きてきた訳であり、それなりの経験をしてきたつもりだ。


だけど、朝方に起こった事件……と言っても過言ではない……は、今迄過ごしてきた中では新鮮で刺激的で衝撃的な出来事であった。


第一に人を好きになることも、好かれることも経験していないはずの僕が、一体なんで告白されなきゃならんのか。甚だ疑問を浮かべざるを得ない。


もし仮に僕の人生や生活を俯瞰しているような高次元的な観測者がいるのであれば、教えてほしい。


僕がゲームにて選択肢を選ぶように、如何するべきなのかを教えてほしい。如何することが最善なのか。


…………*


帰りのHRが始まった。

今の今迄、ずっと手紙のことを考えていた所為……なんて表現は些か失礼なのかな……で授業には集中していなかった。


そもそも今迄なんの接点もなかったのにも関わらず。ただの級友としか思っていなかった彼女が。今では僕の中の殆どを占めている。


たった一枚の便箋で、こうも世界はガラリと変わる。


これが恋することなのかと思いつつ、それはないなと否定する。



哀染さんには何か、僕が格好良く見えた瞬間でもあったのかな、なんて思ってみたり。


自惚れているのかな。


ありがとうございます。


更新をするのが遅いですね。

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