2012/12/17 Mon
日記かと思った?
残念でした、短編だよ!
2012/12/17 Mon
テケトー小説。思いつき。あまり期待はせんといて。
今日もいつもと同じように登校した。教科書を机の中へ入れようとする。するとわ指先になにかが当たった。それはカサリと音を立てた。
なんだろう。
ただただ単純に、疑問だけが大きくなる。ソレは薄いピンク色の封筒だった。もしや……と期待が膨らむ。
裏面を見てみると、可愛らしい文字で名前が書かれていた。
『哀染愛より』
女子からだった。
女子からなのだ。ここ重要。
封をしているのはハート形のシールだった。
きっとこれは二次元上にしか存在しない、若しくは絶滅しかけているラヴレターなのではなかろうか……。
いや、待て。早まるな。ドッキリかもしれない。
そうだ、疑り深くならねばなるぬ。
だけど、もしかしたら、もしかするのかもしれない。
高鳴る鼓動を抑えようとするもかなわない。深呼吸をしてみるも、落ち着かない。
拙い、かなり焦ってきた。なんだって僕なんだ。他の誰かでもよかろうに!
いや待て嘘だ。大歓迎だ寧ろもっとこい。そう願いたい。
緊張している。動悸が収まらない。手はじっとりと汗ばむ。
誰にも気付かれないようポケットへ慎重に入れた。
教室を見回してみると哀染さんと目が合う。拙い、今の僕の顔を見られるのは良くない。ぱっと弾けるようにソッポを向いてしまった。
なにをやっているんだ僕はー! まるで目を合わせたくないみたいじゃないかー!
と思いながら、恐る恐る哀染さんへ視線を送る。すると彼女は僕に微笑んできたのだ!
ありがとうございます。