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2012/12/06 Thu

2012/12/06 Thu

これを書いている途中アプリが三回落ちました。その都度書き直さないといけないという地獄。

iPad mini買おうかな。

帰り道で起こった出来事です。

バスから降りて、あとは約百メートルをとぼとぼと歩くだけになった帰り道。

何気無い動作でiPod touchを取りだし、なにか曲でもかけようかなと思った矢先。

誰もが一度は耳にしたことのあるフレーズが何処からともなく流れてきました。しかし、僕の周囲には人影はありません。

ゾクリと寒気がしました……外気が氷点下だからです。冗談はおいといて。

一体誰が……? と疑問を抱きながら視線を上げると、そこには顔がありました、車の窓からこちらを見ている。

一瞬にして頭が真っ白になりました。

え? アンタ誰? 如何して僕を見ているの? なんでちびまる子ちゃんのOPなの??

謎はムクムクと膨らみます。

僕は「気にしたら負けだと思います(キリッ」と心の中で告げてから、iPod touchへ視線を落と……。

また、熱唱が始まりました。

「ぴーひゃらぴーひゃら」

と、顔はガン見してきながら歌います。僕はボソッと「ぱっぱぱらぱー」と返しましたが、向こうが聞こえたかどうかは分かりません。

顔はもう一度、「ぴーひゃらぴーひゃら」と大声で責めたてるように歌います。

僕がなにをしたって言うんだよ、と思いながら視線をその顔へと…………(顔は)前を向いて知らん顔。

は?

と思いました。え、なにこのダルマさんが転んだみたいなゲームは?! と軽い殺意を覚えました。

視線をiPod touchへ落とすと顔が歌い出し、顔へ視線を向けると顔は我関せずみたいな。

ウゼー、こいつは本当に面倒だ。

※この出来事はおよそ15秒の間で展開しています。

分かったぞ。顔は僕も一緒に歌わないかと誘ってくれているんだな! よし、それでは乗らないてはない。

と、息を大きく吸い込み、声を出そうと思った瞬間、顔を乗せた車は走り去っていきました。

たったひとり残された僕は一体なにを思えばいいの。


ありがとうございます。

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