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2012/11/11 Sun

テスト続きです。

多分、加筆修正をすると思います。


 次は、僕の自己紹介といいますか、「僕」について話したいと思う。


 僕がこれからすることは、最近読むようになったネット小説で見られる、作者さんが書くキャラ紹介みたいな内容だけれど、あくまでも、この物語は僕視点で描かれるはずである。

 なので、今やっているこの語りも含めて、神の視点による「周囲の人によって認識されている僕」ではなく、「僕が僕という存在を見直してみて」ということを踏まえておいて欲しい。

 だから、若しかしたら僕が僕自身のことを思っていることと、周りの人が思う僕という像はイコールの関係ではないかもしれない。中学生の頃とかにさ、皆、俺のことを分かってくれない。俺はこーゆー人間なのに! と悶々とした記憶があるはずだ。……え、ないの? じゃあ、そんな人もいるってことで抑えておいて!


 さて、始めますか。

 僕にはおよそ生きてきた時間が蓄積されていない。確かに一六年間という期間は過ぎたはずだ。だがしかし、その一六年間の記憶が全くをもってないのだ。記憶喪失……とは違う。小学校中学校の記憶は朧気だけどちゃんとある――霞がかかってほとんど分からないけど。

 親の顔は憶えているし、親しかった級友の顔も忘れていない。けれど、そんなクラスメイト達を友達と呼べるのかどうかは微妙なところだ。


 僕は人との距離感がいまいち掴めていない。それは誰にでもあることだと思う。思うのだけれど、僕のは特に酷い。周囲の人に対して、違和感ズレを必ず抱くようになっていた。それは毎日顔を見合わせている人でさえも。

 僕の違和感というのはこの人は誰なんだろう、という素朴な疑問のようなもの。その人は僕のなにを知っていて、僕はその人のなにを知っているのか。

 別の表現をするのであれば、僕は人を信じられないのだ。だから上辺だけの言葉で僕を繕い、ボロが出ないよう必死に僕を偽り、友達風の人を増やした。


 だからそんな感じで、今までの僕の人生において友達と呼べる人はただひとりとしていなかった。


…………*



読んで下さりありがとうございます。

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