2012/09/30 Sun
2012/09/30 Sun
さて、空想上生物であるはずの竜が白昼堂々空を横断していようものなら、まず騒ぎになりかねないよな。日本でもドイツでもイギリスであったとしても。
されど、それは俺たちの住む星の常識な訳であって、地球での当たり前な訳である。だから異世界での日常に含まれるのかどうかは分からないけれど、きっと、さして問題ないと思う。
どうして俺のいるところが異世界だと思うのかって? だって、眼の前には明らか今迄に見たことのない生物がいるからだ。
俺は寝転がっているから完全に見下ろされている訳なのですけれど、目測、ゆうに三メートルを越すのではないかと思われるほどの身体を持つ熊のような生き物。全身黒タイツを履いているのかと思わせる光り輝く毛並み……あ、これは地球でも普通か。
だいたい成人男性の腕ほどある鋭い爪。うん、異常だね。口元から常時垂れ流し状態の唾液……多分、蜂蜜ではないと思う。蜂蜜だったら可愛いのにな。
胸元には白い毛で何故か「メ」と書かれている。何故だ。ツキノワグマの亜種なのか。
「………………」
「………………」
眼と眼が合ぅぅぅ。なにこの威圧感。プレッシャー半端ないんですけど。あれ、てかこれ死亡フラグじゃないかな。
死んだフリ……はよくないんだよね。お菓子……は今なに一つ持っていない。くそ、一か八かで俺のパンツを投げ与えてみるか。そして熊吉(今命名)が興味を抱いている隙に逃げる。完璧な作戦だ。
よし、即断即決即行動!
俺はイッペンにズボンとパンツを脱いだ。そして…………くらえ、俺のパンッツ!
テスト版part2です。
安易にギャグへと走るのは愚かでしたかな……(遠い目
まぁそんなこんなですわ。
土日を挟むとアクセス数が地味に伸びる嬉しい出来事。
そして、相変わらず治らない風邪。