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2012/09/29 Sat

2012/09/29 Sat


見渡す限りの草原。草の高さは膝までの長さだ。そよ風で草が靡き、マイナスイオンを感じる。

三百六十度、どこまでも続く地平線。つまり、逆説的に、ここら辺には町がないことを意味している。ちょっと憂鬱。


「おー、本当にどっかに飛べたんだな。地球のどこかなのか、はたまた異世界のどこかなのか。後者を希望するぜ?」


と誰にでもなく言う。別にいいじゃん独り言多くても。キモい? キモいか…………。独白よりか台詞あった方がいいじゃん。


「なんて、誰に言ってんだかね本当」


腰を下ろしてから地面に背を預ける。自然と空を見上げる形となる。空はどこまでも青く澄んでいて、雲一つ存在していない。塵芥も全くない。空気が美味いとはこーゆーことなのか。

比較的、都会の傍にある町で住んでいたからか自然に包まれるというのはどこか現実感がなく感じる。

静かだな。


視界の端には大きな黒い影。それはゆったりと緩慢に、悠然と動いているように思える。飛行機では有り得ない動き。なによりも翼がない。


「竜」


どこか確信めいているのは何故なのだろうか。分からないけれど、それは竜と言わざるを得ないだろう。身体をくねらせながら飛行する姿はそれ以外、思い浮かばせない。

竜……俺のイメージとしては東洋の竜だ。蛇のような細長い身体に小さな手、長い髭に光り輝く鱗。

月並みの表現になるだろうし、安直過ぎるかもしれないけれど、口に出たのはその言葉。


「美しい」


そう美しいのだ。今迄に見てきたどんなものよりも神々しさを放っている、俺の視点からではお腹側しか見えないけれど。

お腹しか見えないけれど、それでも感じさせるとても大きな生命力。いや魔力というやつなのかもな。


厳密には錐揉みとは呼べないだろうけど、まあ横向きに錐揉み? しながら竜は彼方へ飛んで行った。





テスト版です?

反響あればいいなぁ……(期待の眼差し


今日の日記は特にありません。

あー、「Dance In The Vampire Bund」を4話まで観たんですけど、僕の書いているやつも似た設定だな……とか思いました。吸血鬼と人狼です。

そして、お前これ観てから書いたんやろ? とか思われるのでしょうね……(遠い目


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