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安らかに  作者: 秋山 京
6/6

そして春が来た

春が来て、新入社員が入ってくる。

2つ隣のロッカーのネームプレートは誰も使わないままになっている。


彼は穏やかで、人の悪く言わない人だった。

良い人ほど先にいなくなっていく。


身近な人が突然いなくなる衝撃に、僕は天災があった時にどう最後を迎えたいかと考えることが増えた。

大きな地震が来ると何年も言われている地域に住む親に何かあったら後悔は無いか。

兄は守る家族が出来、遠い距離に引っ越している。

僕は、仕事で実家を出た。


天災で死ぬとしても、家族のそばに居たいな…。

浮かんでは消える思い。


更衣室から見える海は今日も穏やかだ。


「地元に帰ろうかな…」


退職願いの紙が入ったファイルが頭に浮かんだ。

読んでいただきありがとうございました。

災害ってあると、自分の生き方を考えますよねーってお話でした。


はたして彼は地元に帰ったのでしょうか。

悶々として、どっかの同僚と良い感じになるか

やたらハイテンションな上司を見て考えを放棄するか

後押しがあって地元に帰るか…。

個人的には同僚と良い感じが見たいけど、同僚さんが不憫になりそうですね。

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