6話
楸「柊の援護する!」
柊「頼んだ!」敵陣に走り込む。
椿の演奏が聞こえ、身体が軽くなる。
周りの敵を無視して拠点長に殴りかかる。
兵士は柊に向けて剣を振り下ろすが急に動きが遅くなる。
直後、兵士は矢に撃ち抜かれる。
柊「楸!ナイスアシスト!」
拠点長と一対一の状態になる。
椿と楸が兵士の相手になってくれている。
柊「中ボス戦だな」
相手の攻撃の振り下ろしに合わせて右に避け、槌槍を胴に向けて振り抜く。
このコースなら避けようとしても槍が当たる。
その槍の部分を籠手でガードされる。
柊「マジか」
後ろに下がり、体勢を整える。
ダメージは入っているものの、微々たるものであった。
そのまま交戦に入る。
椿のデバフが無ければ、恐らく2、3発はもらってしまうであろう。
防御力が下がるデバフも入っているはずなのに、一撃入れても1割減るかどうか。
籠手に塞がれればダメージも5分の1程度になってしまう。
楸「まだ片付いてなかったのかよ」
兵士を倒し終えた2人が参戦しにくる。
柊「全然ダメージが入らない。椿の継続ダメージが鍵になってくるかも」
椿「何急に弱気になってるの」
楸「ほら、やるぜ」
左方に走り、矢を打つ。
柊「そうだなっ」右方へ走り、拠点長の視線をこちらに寄せる。
椿の演奏が始まる。椿へのタゲが向かうのを見、動く。
矢の攻撃を籠手で防ごうとしたところに胴を打ち抜く。
初めてのクリティカルが出て、相手に新しいデバフが入る。
柊「ハンマー系のデバフ。骨折。ダメージ蓄積とクリティカルが引き金となる!」
ダメージを入れる毎に追加ダメージが発生する。
長期戦になればなるほど強いがハンマー部分で殴り、かつクリティカルが発生しないと発動しない。
笛のダメージも入り、徐々に体力が削れていく。
柊「これで終わりだ!」剣を絡め取り、槍で突く。体力が全て削り切れ、拠点長が倒れる。