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異世界帰りの勇者、RPG世界にモブ転生  作者: ヒカリ
第一章 王立学園入学 そして邂逅
11/24

[大幅改変中]    銅級を目指して 1 中層と深層


 今日は3月24日。初めて冒険者登録したあの日から3日経過した計算だ。

 あの日はあれからギリギリ勝てる相手を求めて森の奥へと進んでいたが、敵が手強いことが分かりレベルを7まで上げてから退散した。


 薬草採取の依頼はどうしたって? 土下座で許してもらったよ(依頼と言っても鉄級向けのものは罰則はないらしい。怒られたけどな)。


 王都に来てから3日目。 

 <初心者の森>の中でも敵のレベルがLv5〜10の場所、中層へ行くと雑魚キャラとしてお馴染みとなる<スライム>、<一角ウサギ>、<ゴブリン>に加えて<フォレストウルフ>、<フォレストモンキー>が出現するようになった。


 ここから敵は集団で攻めてくるようにもなり、ゴブリン、フォレストウルフ、フォレストモンキーがそれぞれ2〜3体で組んで襲いかかってくる。


 昨日はいきなりフォレストウルフ3体との戦いが始まり、結構な苦戦を強いられた。


 <フォレストウルフ>は濃い緑色と灰色の2種類毛皮を持つ狼で、大型犬ぐらいの図体だ。爪での引っ掻き攻撃や噛みつくのが基本の攻撃で、自慢のAGI(スピード)を生かして連携、撹乱してくる。


 攻撃時は飛びかかってくるのでカウンターを決めるのが良い。全員が同じようなリズムで攻撃してくるので、理解すればタイミングを測りやすい。


 <フォレストモンキー>は茶色の毛で覆われているサルで、ゴブリンと同程度の大きさしかない。しかしゴブリンとは違って、木に登り上から襲いかかってくる特徴を持つ。木にぶら下がるためか短い鉤爪が備わっており、辺りの木を飛び回った後、隙をついて爪で攻撃する。集団で来られるとかなり面倒だ。


 枝から枝へ移る時に石でも投げれば撃ち落とせる。戦闘に入っても最初は慎重に周り囲んでくるから、その時が狙い目。


 ゴブリン?ゴブリン程度じゃ束になっても敵じゃないよ。


 ちなみにドロップアイテムは、暗くなり始めて帰路に着く時に倒した敵のだけを回収している。まあ、重いと戦闘(レベル上げ)の邪魔だからな。


 ゲームではリュックにアイテムを幾つ入れても戦闘に影響は出なかったが、この世界ではそうもいかない。


 フォレストウルフ3体、フォレストモンキー2体、ゴブリン5体、スライム3体、一角ウサギ2体倒して回収したら600Yになった。低すぎだろ。


 そして俺はLv9になった。



 王都に来てから4日目

 <初心者の森>で敵のレベルがLv10〜15の場所、深層に向かう。敵は今までと同じだが、それぞれの魔物の上位種が出てくるようになった。<ビッグスライム>や<二角ウサギ>、<ホブゴブリン>、<フォレストウルフリーダー>、<フォレストモンキーリーダー>の5体だ。


 最大で3体でしか組んでは来ないが、上位種が混ざるとかなり厳しい。


 まあ、<ビッグスライム>はデカくなっただけで連続攻撃で瞬殺。<二角ウサギ>はステータスが上がっているが単体でくるのでそこまで苦戦しない。


 問題は残りの3体の上位種。奴らは指揮を取って、連携を高めてくるのだ。そして上位種自身が強いため一撃では倒せず、反撃もかなり痛い。


 途中で休憩ーー中層に戻ることーーを挟みながらも、暗くなるまで深層で頑張った。


 上位種は金になったので、この日は2000Yの稼ぎ。


 レベル、ランクともに不適切な場所に行ったとして受付に怒られました。


 クソッ、絶対(ぜってー)銅級中位の魔物を倒して目に物を見せてやる。


 ちなみにLv12になった。



 そして今日、王都に来てから5日目だ。


 今の所持金は4600Y。明後日に学園の寮に入れるようになるが、今日と明日で8000Y程度稼がねば一度野宿する必要が出てくる。どこで寝ろっていうんだよ、街中で寝たら身ぐるみ剥がされて終わりだよ。


 だからこそ、ランクアップして恒常依頼の上位種討伐で金を稼ぎたい。


 魔物の出てくる場所、例えば<初心者の森>などが近くにある冒険者ギルドには恒常依頼というものが貼られており、数体倒すごとにお金が貰える。


 しかし、鉄級では雑魚モンスターのスライム、一角ウサギ、ゴブリンの依頼しかない。10体倒して100Yなんて効率が悪すぎる。


 銅級に上がると、ウルフやモンキーなら10体で500Y。上位種ならば10体で1000Yだ。さらにアイツなら………。


 まあ、かなり厳しい事になると思うがやるしか無い。


 今日も冒険者カードを見せて北門を通る。そして、北西に向かって進みながら、ステータスを表示する。


ーーー

シシ・クロウ:Lv12 (+7)

HP:240(+140)

MP:55(+35)

STR:19(+7)

VIT:29(+14)

INT:15(+7)

AGI:16(+7)

MND:16(+7)

LUK:12(+7) 

ーーー


 全ステータスはレベル分、HPはレベルの10倍、MPはレベルの5倍上昇する。そして俺のステータスはHPとVITがそれぞれ1ポイント追加で上昇するようだ。


 このVITとLUKのステータス差を見れば、追加でもらえるポイントの限界である5ポイントがどれだけ有利かが分かる。

 

 しかも、メインキャラのほとんどが追加で5ポイント貰えるキャラであり、俺は2ポイントしか追加されないステータスでついて行かなければならない。


 この体が主人公だったなら、追加の5ポイントを好きなステータスに振れるんだがな。


「まあ、もしものことなんて考えても仕方がないか。切り替えていこう」


 気持ちを切り替えて集中する。


 これから深層まで走り抜けるのだ。


 深層までの魔物はもう俺にとって敵では無く、Lv10のフォレストウルフさえも俺のスピードには付いて来れない。だから無駄な体力を使わないように躱して、敵を撒く。



 そして中層と深層の境目に到達した。ここから先はより緑が生い茂り、朝だというのに、立ち並ぶ木の影によりとても暗くなっている。この光景は月明かりにのみ照らされた道を思わせた。


 十分警戒しながら歩みを進めると、木の陰から魔物が飛び出してくる。フォレストウルフリーダーと2体の取り巻きウルフだ。


 フォレストウルフリーダーはウルフを一回り大きくした体をしており、顔に古傷があるのが特徴的。


 ウルフ達は俺を囲むように、木の幹や地上に出た太い木の根を使って動き回る。普通のウルフだけなら動きのリズムは同じなのだが、上位種がいると変則的なリズムに変わってタイミングが測り辛い。


 なので、移動の際にウルフリーダーが浮く瞬間を狙って接近。リーダーを狙うと斜め後ろからウルフが襲いかかってくるので反転して2体同時に首を切る。弱点を狙えばダメージが増えて一撃で倒せる可能性があり、今回は2体とも倒せたようだ。


 この時、リーダーは攻撃される危険を感じて俺から距離をとっていた。運が良ければこのまま1体1に持ち込めるんだ。


 1体1なら相手のステータスが高くても関係ない。相手の攻撃の瞬間に頭にカウンターを入れて、怯んだところでもう一撃入れて終了。


「うん、最初は苦戦したけど、慣れたら上位種でも楽勝だな」


 上位種に苦戦した理由の一つとして、世界の仕様や乱数?なども挙げられる。


 敵も俺と同じようにHPに守られており、HPがある限り首を切っても心臓を突き刺しても死なないし、傷すら残らない。弱点を狙えればダメージが増えるが、同じような場所を攻撃できても死ぬ時と死なない時がある。個体差なのか乱数的なのか、理由は不明だがな。


 まあどう頑張っても上位種を一撃で倒すことは出来ないが、痛みーーかなり軽減されているーーや衝撃も感じるし、敵の頭に当てれば怯んだりする。だからHPが多くても一方的に倒すことは可能だ。


 むしろ俺が頭を攻撃された時にすぐ動けるかどうかで、生きるか死ぬか決まっちまう。覚悟しとかないとな。


 深層を抜ければ、それ程強い敵が出てくるのだ。


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